【ニブセキの息子】息子2歳の足は凶器
息子2歳は自力で立ったり、歩いたりするのがまだできないので、それらを促すために、昼間も夜も装具をつけている。昼間は樹脂でできた比較的やわらかめの装具だが、夜は足首を矯正するためのガチガチの装具を付けて寝ている。
イメージとしては、大人が履くようなスキー靴(通じない?)のような形。足部分に汗パッド代わりの布をあてがい、マジックテープで止め、次に膝下部分を足部分にかちゃっと付けて、マジックテープでとめる。毎日となると、なかなか面倒だ。
こんな立派で硬いものをつけた足で、何度も寝返りをうつとどうなるでしょう。
まさしく、凶器でしかない
息子の足が、少なくとも私たちの頭近くにはこないようにしないと、危険すぎるのだ。なんにも構えもしてないのにスキー靴で殴られるようなもの。布団や枕で防御しないと、息子は私たちにすり寄って攻撃を仕掛けてくるのだ。私たちは、けっこう冗談ではなく、毎晩、緊張感を持って睡眠タイムを過ごしている。
最近は暖かい日が増えてきて、昼間は装具を自分で脱ぎ出すことも増えてきた。脱いでほしくはないが、ただでさえ代謝がよく、汗をかきやすい年ごろ。気持ちもよく分かるので、無理をしすぎないようにはしている。
それに、装具を付けた状態でおむつをかえるのもなかなかの負担だ。おしっこくらいならいいが、うんちもとなると、一度、装具を外してからじゃないと、いろいろな意味で危険すぎる。
成果は、少しずつ少しずつ
これでまったく成果が出なければつらい話だが、幸いなことに片手つなぎで長く歩けるようになったり、7秒くらいは自力で踏ん張ってバランスをとって立てるようになってきた。成長が感じられるだけでも、装具をつける甲斐がある。立って歩くのはカッコいい!という感じで日々トライしている感じがあって、頼もしく思っている。
費用負担は、ありがたいことに…
ちなみに、装具の着用は医師の診断に基づくもので、装具代は自治体や健康保険組合が負担してくれる。なので実質的な負担はない。ただ、立て替え払い方式になっているので、昼夜分で数十万円を業者に一度支払ってから、健康保険組合に申請→一部を口座に支給→自治体に申請→残りを口座に支給…という流れをとらなければならない。申請してから支給になるまでには、2、3か月かかる。
これを、装具を作り替える半年ごとに繰り返すことになる。申請書類も、領収書や診断書だけでなく、いつ、なぜ、型はどうやってとって、みたいな詳細な書類を毎回記入しなければならない。手間はかなりかかる。ペーパーレスにしてほしい…と思う。
とはいえ…制度の枠組みの中で子どもが守られていることを強く実感する。とっても、ありがたい。親としても、この子の最善になることをしたいと思う。
=画像は息子の夜用の装具。これが当たったら、普通に痛いと思う…。まもなく、新しい装具を作るタイミングがやってくる。
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