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自分は若いと思うことは心の健康につながる
皆さんは,自分が何歳だと感じていますか?
私たちは40歳を過ぎると,たいてい一貫して,実際の年齢よりも20%程度,自分自身を若く感じると報告する傾向があるそうです。50歳であれば「自分は40歳くらい」と考えがちだということですよね。60歳なら48歳くらい,70歳なら56歳くらい,80歳なら64歳くらいだと考えがちだということになります。
うーん,もしかしたらこれが,「自分はまだ若い」と思ってしまって,なかなか自動車の運転をやめられなかったり,後進に道を譲ることができなくなってしまったりする,ひとつの原因なのかもしれません……。
先日も,自分が若いと思うことのメリットについて書きました。こちらの記事もどうぞ。
若いと思うことのメリット
「自分は若い」と思うことには,メリットもあります。
心理学の研究の中では,「自分は何歳だと思うか」という主観的年齢の研究がこれまでに行われています。その中では,自分が実年齢よりも若いと考える人ほど,幸福感が高く,実際に健康で,また長生きしがちだということまで報告さえてきているのです。
若いと感じることが関連するもの
いったい「自分は若い」「自分は年をとっている」という感覚は,どのような心理的な特徴にそれくらい関連するのでしょうか。過去の研究を網羅的に扱っている,メタ分析の研究を見てみましょう。この論文です(A Systematic Review and Meta-Analysis of Subjective Age and the Association with Cognition, Subjective Wellbeing, and Depression)。
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