リモートワークへの疲れと性格の関連
皆さんの日常生活の中で,どれくらいリモートワークが行われているでしょうか。
身体的には,リモートワークはとても楽です。東京など都市部だと通勤時間も長いですからね。服装も気軽なもので参加することができたり,その点でもメリットはあります。一方で,リモートワークはリモートワークで,また違ったストレスも生じてくることでしょう。自分の家の設備を整える必要もありますので,設備や冷暖房補の費用がかかることもデメリットです。
疲れ
リモートワークでは,どのような疲労が発生してくるのでしょうか。
たとえば,バーンアウトです。感情的・身体的に消耗し,同僚や仲間との対人的距離やつながりが消失した感覚を抱き,自分自身をネガティブに評価するといった感覚を伴うものを,バーンアウトと呼ぶようです。バーンアウト状態に陥ると,仕事のパフォーマンスの低下,やる気の消失,離職への意識の増加などの問題が生じてきます。情動的・感情的な消耗は,バーンアウトの重要な構成要素だとされます。職場や職務における緊張から,情動的な消耗はよく生じるそうです。
リモートワークにおける疲労についての研究も,行われているようです。やはりリモートワーク上でも疲労が蓄積すると,職務上の問題が多く発生してくるという報告がなされているようです。
性格との関連
では,こうしたリモートワークにおける疲れとビッグ・ファイブ・パーソナリティはどのように関連するのでしょうか。リモートワークが多い中で,そこに適応しやすい人としにくい人の特徴を探ることには意味があるかもしれません。では,こちらの論文を見てみましょう(Towards an understanding of remote work exhaustion: A study on the effects of individuals’ big five personality traits)。
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