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アイデアーその⑥(アンチ・ジレット商法)〜日本のすべての優良技術者に告ぐ

みなさんは、カミソリメーカーが開発したジレット商法というものをご存知だろうか。これはカミソリの本体価格を安く設定し、そして、購入させ、その替刃を永続的に売っていくというビジネスモデルである。

これはエレベーターや身近なところでは、プリンターがそうだ。

本体を安く売り、その保守で稼ぐという商法だ。

これは男性が使う電気カミソリの世界も一緒で、これは逆で、替刃が高い。

替刃なんて、たぶん、製造コストなんか、たかが知れているのだろうが、替刃が高いから、替刃の際、新たな本体を買おうかな、という気にさせられる。

これが、ぼくは嫌いだ。

本当に、嫌い。

消費者を舐めている商法ともぼくは言いたい。

ここで考えたのが、アンチ・ジレット商法だ。

今回は敢えてわかりやすいように、その電気カミソリを例に挙げるが、日本の技術力を知れば、高性能な電気カミソリができるのは想像に難くない。

ダイソンではないが、あんな後発型のメーカーで、掃除機の分野ではかなりなシェアを上げたのではなかろうか。

ダイソンは、いままで掃除機界ではその隠すのが常識であったゴミを敢えて見えるようにし、フィールターもないので恐らく吸引力はフィルターモノより、より強力になろう。

しかも、前述の通り、吸ったほこりが見えるようになっているから、使っているひとも頻繁にごみ捨てをすることにより、より持続的な吸引力を確保することができる。

これはある意味、コペルニクス的発想である。

ぼくにはその電気カミソリにおいては、いまはそんな突飛な発想はさすがに思い浮かばないのであるが、例えば、電気カミソリにおいては、何万もする高給機種がある。

やはり、これもすべてに拘りを見せたい、男の虚栄心や自己満足を充足させるものとして、世界ではある一定の市場があるだろう(写真は手剃りカミソリのブランドで有名なミューレ。楽天価格¥26,400)。

そこを狙うのだ。

電気カミソリで有名なのは、女性の方もご存知の通り、ブラウンや3つのローターで有名なフィリップス、そして、超高回転型のモーターを搭載するパナソニックのラムダッシュなどがある。

でも、それらの替刃はもちろん高く、やはり、刃の替え時となると、新しいものに交換した方がいいのでは?という結果となってしまう。

時代を考えれば、持続可能な社会だ。

毎回、まだぜんぜん使える本体を、替刃の度に交換するというのも、地球環境を考えるいち消費者としては気が引けるご時世である。

そこを突くのだ。

性能もピカ一ではならないが、上記の有名メーカーの高級機種は、そのどれもがロボットのように醜くごついデザインのものばかりで、美しい機種がないのが現状である。

だから、そのデザインに関しても、超拘った、長く使える美しい高級機種を作るのである。もちろん、替刃を安く設定して。

そして、それを世界の拘りの紳士に向けて売るのである。

最近でいえば、日本のアマダナがいい例になるであろう。

値段は高いがデザインにものすごく凝った家電を作っており、高感度な消費者にウケている。

もちろん、これも最近の話だが、拘りに拘った、おいしいごはんが炊けるという、高級電気釜だけを作る専門メーカーの勃興も有名な話だ。

これらについては、昨今流行りのクラウドファンデイングという新しい資金調達方法もあり、腕に自身のある技術者であれば、多くの消費者の支援を受けることもできるであろう。

しかも、いまや、通販の時代。

優秀な営業が数人いれば、世界を相手に、すぐに商売ができる時代だ。

すなわち、それは、もはや、ひとつの企業に属さなくていいということなのである。

本当に自分が自信のあるものを開発し、そして、世界の心ある消費者に売っていく。

そのような夢のような時代にいまはなっているのである。

そういえば、最近、切り餅まで作っている電機メーカー、アイリスオーヤマの躍進が目立つが、その控えめな商品価格を売りに、いろんな家電市場に進出しているのを見ると、まだまだ家電市場でもダイソンが切り込んだような隙間市場があると思うのだ。

日本の大手家電メーカーでくすぶっている優良技術者諸君!大志を抱き、そして、世界を狙え!!

あなたには、世界を手にする、その力があるのだから👍



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