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一人ひとりが主役。それぞれの個性が会社をつくる。~岡本社長が今、社員に伝えたいこと~

こんにちは。株式会社エイトレッド広報・noteチームです。

今回の記事はエイトレッドストーリー記事です。
社員の皆さんは、社名である「エイトレッド」由来や意味をご存知ですか?

△DELTAが逆になってATLEDになったのは、ご存知の方も多いかと思いますが、深い意味や想いが含まれたストーリーまで知っている方は少ないのではないでしょうか。

岡本社長からもこのストーリーと自身の解釈を私たちに共有したいとご提案いただき、ちょうど良いタイミングだったので、
今回、ATLEDに込められた創業者の想いと、ミッションである「人と人のつながりを創り続ける」の真髄について、岡本社長( @wf_yokamoto )から話を聞きました。

当社のメンバーに向けたメッセージもあるので、ぜひ最後まで読んでください!

◎プロフィール
株式会社エイトレッド 代表取締役社長 岡本康広

1971年島根県生まれ。1990年に上京、システムエンジニアとして自身のキャリアをスタート。

その後営業に転身し、1994年株式会社ソフトクリエイトに入社。最初の入社から現職に至るまでの間に二度、ソフトクリエイトグループを離れ、富士ソフト株式会社ではソリューション営業、合同会社DMM.comでは3Dプリント企画営業、ロボット事業を立ち上げ、事業責任者を歴任。

2017年にソフトクリエイトグループへ三度目の入社。2018年、株式会社ソフトクリエイトホールディングスがM&Aした株式会社エートゥジェイの代表取締役副社長に就任。
2019年6月より現職。これまでシステムエンジニア、営業、事業企画、アライアンス、広報、マーケティング、新規事業など幅広い経験を積んで、現在は経営に力をそそいでいる。

1.なぜピラミッドを逆さまにしたのか

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ー今回、社名の由来を再定義したのはなぜでしょうか?

エイトレッドの社名の由来は※HP(ホームページ)に公開していますが、簡潔かつシンプルすぎて意図や想いが分かりにくいと感じていました。

※HP:(ホームページ)記載内容
「ATLED」はピラミッド社会・組織を象徴する△(「DELTA」)を逆から読んだ造語です。「社会・組織の常識にとらわれない創造的なソフトウェアを生み出す」という意味を込めています。

「エイトレッド」という社名には、ストーリーや想いが詰まっているのに、全然伝わっていないと思いました。
そこで、私の解釈と今のビジネスとをうまくつなぎ合わせ、DELTAからATLEDのストーリーをつくり、お客様や関わっている人に伝えたいと思ったのがきっかけです。

そしてエイトレッドのストーリーと今の事業のつながり、さらにはミッション・ビジョンがどう関わっているかを誰もが納得できるように体系的に整理にするべく、休日に丸一日かけて考え、一枚の紙にまとめました。

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※岡本社長コンセプトワークの図(2020年2月作成)

この図をうまく表現できれば、お客様にも共感を得られ当社とつながりを創ることができると思いますし、このエイトレッドストーリーが当社の歴史であり現在の姿でもあるので、お客様や関係する全ての方に当社の理念を知っていただく1番のコンテンツになると考えました。

今回の記事では、この一枚の紙を元にエイトレッドのストーリーをお話しさせていただきます。

また、このコンセプトワークをATLEDストーリーをしてまとめたものをHP(ホームページ)に公開していますので、合わせて読んでいただければ嬉しいです。

ー社名の「エイトレッド(ATLED)」は、ピラミッド社会・組織を象徴する△(DELTA)を逆から読んだ造語ですよね。なぜ、こうした社名が生まれたのでしょうか?

会社組織というのはピラミッド型組織が一般的ですよね。そして、経営者がすべてを決めて現場に指示していく上意下達、いわゆるトップダウンがあります。統制がとりやすいこの形で、今まで日本の多くの企業が成長してきました。

ただ、トップダウンには下記のような問題点もあります。

決定権がないため指示待ちの人が多くなる。
現場の声が反映されにくい。

課題が共有されず、トップの判断に影響を与える。

指示が遅くなる。

判断・行動が遅くなり、生産性が低くなる。

この問題点に気付き、組織の形を変えたという米軍組織のエピソードがあります。

軍隊の組織は司令官から中間層をつないで、縦のラインでしかやり取りができない。現場の戦闘でさまざま状況に陥っても、対策を打つには上官に通じ許可や指示を仰がなければならない。それでは情報伝達のスピードが遅く全滅してしまうということで、米軍は新しい組織の形を作った。現場に権限を与えて、司令官はそれを情報でサポートするようにしたのです。

エイトレッドの創業に関わったある2人がこのエピソードに発想を得て、日本でもこのように現場から変えていく組織を作りたいという想いで立ち上げたのが、「エイトレッド」という会社なのです。


ーなるほど。そんな想いが込められている社名だったのですね。

私はこれを知ったとき、素晴らしいと思いましたね。
時代に沿っているとも思いました。今、多様性が重視される世の中になっていますが、一つの軸に対してみんな同じことをやれというのは無理な話です。

多様性のある人たちが様々な考えをもって、あらゆる案件やプロジェクトに応じて協力する。そういう組織を作っていくことこそ、これからの会社が目指すべき形であると。
だから私もこの会社を、現場から作っていく組織にしたいと思っています。

特に当社は、変化の早いIT市場でマーケットリーダーを目指しています。
常に新しいものを創り続けていく中でスピード経営は必須です。そのためには現場が主体性を持ちプロジェクトを立ち上げていき、早期に経営や上層部が意思決定できるようになることが重要になります。このような風通しの良さや意思決定までのスピード面で、「ピラミッド(DELTA)型組織」(トップダウン)よりも優れている組織を「エイトレッド型組織」と定義しました。

※エイトレッド型組織のメリット
自ら考え、判断、行動ができる。

意思決定、業務スピードの向上、創造的な仕事に時間を使える。

スピード経営、企業競争力の向上、本当の意味の働き方改革、個性の発揮。

2.エイトレッド型に必要なのは「個性」の発揮


ーエイトレッド型組織はトップダウンではないのがわかりました。


そうですね。ただ、トップダウンを全くやらないというわけではありません。
時と場合によっては重要であり、そのときの状況に応じて最善の組織で運営していくためにトップダウンもやっていきます。

トップダウンとは通常、トップの考え、決定事項が上(経営者)から下(現場)に降りることを言います。トップが主人公であり、トップの考えを受け取るのが「現場=集合体」という考えです。

しかし、それを逆にして現場が主役になった瞬間視点が変わり、現場はひとくくりの集合体ではなく、一人ひとりが主人公であり、個性として存在するべきだと私は考えています。

つまりエイトレッド型とは、上とか下とかではなく、全員が個性を持つ主人公であり、それぞれが組織を作る一員であるということです。

※ピラミッド型(DELTA)型とエイトレッド型の図

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ー  一人ひとりが個性として存在すると、組織の流れがどうなるのですか?

立場として「トップ」や「現場」という言葉を使いますが、考えややり方を押し付ける関係ではなく、それぞれの役割を果たすものになります。

現場は課題や状況を報告し、トップは情報を共有して現場を支える。トップは現場に全てを押し付けるのではなく、現場の仕事が円滑に進められるようにサポート役となる。
 現場の一人ひとりが主人公であり、その活動をトップがサポートすることで組織の一体感を出す。

これが、私が目指す「エイトレッド型」の組織なのです。


ー現場が主人公というエイトレッド型組織が、力を発揮するために大切なものは何ですか?

まず、我々経営者側の視点からいうと、「現場は一人ひとりの個性が集まっている場所である」という前提を持つことです。

個性というのは強みにも弱みにもなります。ある特徴を強みと捉えるか弱みと捉えるかは人によって違うので、本来「強み」や「弱み」などという考え方は存在しないと私は思っています。

例えば、「元気」という長所も、人によっては「うるさい」という短所に感じることがあるように、人はどちらの側面も持ち合わせているのです。
ということは、一見弱みと感じる部分があったとしても、ビジネスに大きく貢献することもあり得るということです。
そうした点も含めて、現場にはあらゆる個性が集まっていることを肝に銘じ、一人ひとりを大切にしていかなくてはならないと思っています。


ー私たち現場の社員たちは、何が必要になるのでしょうか。

皆さんには、自主性とリーダーシップを発揮して欲しいと考えています。
先ほど、現場は個性の集まりであると言いましたが、個性が活かされるためには主体性が必要です。

強みにも弱みにもなり得るその人の個性が、強みとして組織の力になるには自分から動くことが大事だということです。
主体的に動くというのは、リーダーシップを発揮することにもつながります。

ここで言うリーダーシップとは「先導していく」という意味で、部長や課長などになれという意味ではありません。それぞれが個性を発揮し、自分の得意なところに関して周りを先導していって欲しいということです。

そうして自主性やリーダーシップを養うことで、スキルが上がって個性が成長し、一人ひとりがオンリーワンの存在になっていく。その結果、会社や組織も成長していくと思います。


ー 一人ひとりが会社を作っている一員として自覚を持ち、主体的にできることをしていかなくてはならないということですね!

そのとおりです。無駄な人はひとりもいません。極端な話、ある仕事をできない人がいたととしても、他の方法や活躍の場を作るなどして、その人の個性を見出す力を持つことが必要だと考えています。

3.個性の集まりが、人と人とのつながりをつくる

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ー現場で個性が発揮されると、どのようなことが起きるのでしょうか?

組織の中で立場が上とか下とか関係なく、個性同士が縦横斜めのつながりを持つことでさまざまな提案が活発に行われたり、連携し支え合うことでの付加価値が生まれたりすると思っています。

また、社内での人と人とのつながりだけでなく、組織と組織、会社と会社がつながる場合も同じことが言えます。ビジネス上では組織と組織、会社と会社が業務提携や契約などでつながっているように見えますが、実は組織を構成している個性(人)と個性(人)がつながってできたものです。

個性同士がつながることで、組織と組織がつながる。これこそが、私が掲げているいる「コラボレーション」なのです。


ー個性と個性がつながるのがコラボレーションなのですね!

そうです。だから私は、現場の人たちが仕事を構成しているということに注目して、光を当てていければと思っています。

「人と人とのつながりを創り続ける」というのが当社のミッションですが、このように個性と個性のつながりを創り続けていけば、効果的なコラボレーションはいくらでも生まれてくるでしょう。
エイトレッド型とは、トップダウンでもボトムアップでもなく、コラボレーション型の組織であるというのが私の定義です。

ーいいコラボレーションがあちこちで起きれば、事業も拡大していきそうですよね。

私たちは、市場のマーケットリーダーになることを目標としていますが、ミッションを軸に人と人のつながりを創り続ける、いわゆるコラボレーションを広げていけば、必ず達成できると思っています。

なぜなら、つながっている仲間がエイトレッドのファンになることで、その人たちが必ずエイトレッドを選んでくれるようになるからです。このようなコラボレーションを創り続けていくことで、エイトレッドは行列のできるエクセレントカンパニーになっていけるでしょう。

ミッションがコラボレーションで広がり、それを実現することによってビジョンにつながっていき、永続的な成長にもつながると思います。

4.個性を輝かせて、新しい組織の形を発信しよう

ー最後に、社員へメッセージをお願いします!

私は皆さん一人ひとりを大切な個性だと思っています。

組織には色んな人がいてもいいし、それぞれ違う人がいるからこそ、それが合わさって大きな力となるのです。
個性の中には間違いも優劣もありません。強みと弱みは表裏一体です。弱みだと思っている部分が違う側面からだと強みになります。

だから、あなたがもし自分の弱みだと思っている部分があるとしても、それはいくらでも強みに転換できるんだよということを伝えたいです。
それぞれが個性をより発信できるような環境や組織をつくっていきますので、自分の個性を発揮できる場面で、積極的に周りを巻き込んでいって欲しいです!

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企業HP:株式会社エイトレッド

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