製品の質を決める!!プロダクト開発グループ(システムエンジニア)のこだわりとは?
こんにちは。株式会社エイトレッド広報・noteチームです。
当社は「人と人のつながりを創り続ける」をミッションに掲げ、ワークフロー事業を展開しています。
今回の記事では、社内のつながりを深めていく企画の第5弾として、開発部 プロダクト開発グループの3人に以下について聞きました。
・製品開発する上で意識していること、こだわり
・開発部の課題、他部門との連携
・今後、取り組んでいきたいこと
プロダクト開発グループは、お客様の要望や市場のニーズに合わせて製品の開発や改修を行っています。使いやすい製品を開発するためにこだわっていることを聞いたので、ぜひ最後まで読んでみてください。
◎今回の参加メンバー
■戸田さん(写真中央上):開発部 プロダクト開発グループ
在籍年数:半年
役割:X-pointのシステム開発・保守
■松尾さん(写真右下):開発部 プロダクト開発グループ 主任
在籍年数:1年2ヶ月
役割:AgileWorksのシステム開発・保守
■佐賀野さん(写真左下):開発部 プロダクト開発グループ
在籍年数:10ヶ月
役割:AgileWorksのシステム開発
※以下、プロダクト開発グループを開発グループと記載します。
1.説明書を必要としない製品を目指して
ー皆さんの役割と製品開発をする上でのこだわりを教えてください。
松尾さん:私の役割はAgileWorksのR2バージョン(現バージョン)のアップデート開発と、カスタマーサポートグループからの調査依頼に対する分析・確認とバグ改修です。
開発にあたり意識していることは、ユーザーが説明書を見なくても使えるぐらい分かりやすく、簡単に操作ができる製品になるように取り組むことです。
前職ではBtoC向けに製品を開発していたのですが、この経験からユーザーファーストの意識で開発に取り組んでいます。
戸田さん:私はX-point Cloudを担当しています。X-point Cloudは現在、主に使われているV2型からV3型にバージョンアップし、先日リリースされました。今後は、V3型がより使い勝手の良い製品になるよう、お客様に寄り添った開発を進めていきます。
私が意識しているのは、後から参画してきたメンバーが理解・修正しやすいような分かりやすいコードを書くことです。
開発は作りっぱなしではなくて、定期的にメンテナンスが必要です。その際にスパゲッティーコード(乱雑で分かりにくいコード)だと修正のしようがなく次に進めないことがあります。その状態を避けるべく、分かりにくいコードは書かないように意識しています。
佐賀野さん:私はAgileWorksの細かい機能を主に開発しています。松尾さんが先ほど仰っていたカスタマーサポートグループからの調査依頼も任されるようになったので、今月からはバグなどの調査、改修もやっていきます。
私が開発する上で意識していることは、設計をする際、ユーザーに誤解を生むような機能を作らないことです。
例えば、保存ボタン以外の場所で、勝手に保存されてしまうとユーザーの意図してない動きになり、不安や不満に思われてしまいます。そうならないよう、開発の際はユーザーを意識しながら慎重に作っています。
2.開発は答えがないからこそ楽しい
ー開発グループのやりがいはどんなところですか?
松尾さん:私たちが取り組んでいるのは答えや解決策がないものです。カスタマーサポートグループやユーザーから課題はたくさん来ますが、どのようにすればこの問題が解決できるという正解はありません。
だからこそ解決策を考えるのは面白いところですし、それを製品という形で表現できるところにやりがいを感じます。
戸田さん:私はものづくりの楽しさがやりがいにつながっています。前職はSESだったので、ほとんど完成された状態で参画することが多かったですが、そのときと比べると、今は初めの設計から開発に携わることができるので、非常にやりがいを感じますし、楽しく思います。
佐賀野さん:私は少し前まで、製品の出荷を管理する業務を行っていました。その際、私の想像を超える出荷数に驚いたとともに、たくさんの方に使っていただいてるのを実感しました。その製品を自分の手で作れているのだと思うと、とてもやりがいを感じます。
ー逆に大変なところや難しいところはありますか?
戸田さん:お客様の要望を製品に反映させるときに、その方の環境が直接見えないところがあります。ですので、お客様がどのように製品を使っているのかを想像しながら作るというのが難しいところです。
松尾さん:確かに直接お客様の環境に入ることができたら楽ですが、そうはいかないので、問題を洗い出すのがそもそも難しいですよね。
戸田さん:はい。ヒアリングしてお客様の要望を読み取らなくてはならないので、苦労しています。
佐賀野さんはどうですか?
佐賀野さん:私は技術的なところで苦労しています。やはりコードを書くというのは難しいです。早く知識と技術を深めて、スピード感を持って開発に取り組みたいです。
松尾さん:特にAgileWorksは独自フレームを使っているので、それを理解して使いこなすのは難しいですよね。
AgileWorksのシステムはとても複雑なので、ソースコードを追うことも大変です。また、誰かが以前やったであろう応急処置的なコードがたくさん入っているので、思いもよらないところで思いもよらないことが起きて困ることがよくあります。(笑)
歴史の長いシステムのあるあるなので、仕方がないところだと割り切ってはいますけどね。(笑)
3.「つながり」が製品の質を良くする。
ー開発グループとして感じている課題はありますか?
松尾さん:開発グループ内で交流がほとんどないことです。コロナの影響で出社する日数が少ないこともありますが、コミュニケーションを取る機会がありません。
交流がないことで、誰かに任せればすぐに解決できそうなことでも、その問題が共有されずに未解決で止まっていることもあります。
他社の開発グループは朝会を開き、問題点の共有やタスクの確認を行うそうです。私たちの開発グループでも取り入れて、横のつながりを強くしていく必要があるように思えます。
佐賀野さん:松尾さんが言った通り、グループ内で交流する機会を増やすことも重要です。ただ、それと同じくらい他部門との関わりをもっと増やすべきだと考えています。
開発グループだけフロアが分かれているというのもあり、他部門と関わることも会うことも機会が限られてきます。
この状態だと、お客様と関わる他部門の声が製品に反映されず、製品の質に影響が出てくると思うので、改善していくべき課題だと思います。
戸田さん:私も佐賀野さんと同じことを考えていました。特定の方にはお世話になっており感謝しているのですが、全体的に他部門とのつながりを作りたいです。
特にカスタマーサポートグループとは業務で関わることがとても多いので、より連携を強めていくためにも単純に関わる回数を増やしたいです。
松尾さん:私の場合は営業部門ともっと関わりたいです。営業はお客様とよく接しているので、お客様の声を持っていると思います。
営業からダイレクトで情報をいただけると、何を求めていて、何に困っているかなど、細かいところを把握できるようになり開発を行いやすくなります。
より開発をスムーズにお客様のための製品になるように、営業とのつながりは重要だと思います。
noteチーム:営業部門との関わりは全くないのですか?
松尾さん:グループ長同士の関わりがあると思うので、伝言ゲームのように情報は届きます。ただ、届くまでに時間がかかりますし、「何を求めていて、何に困っているか」などの具体的なところまで聞くことはできません。
となると、大元の問題が別のものでやり直しになったり、もっと早く解決できた問題でも、解決までに時間がかかることもあります。
スムーズに開発を行うために営業からダイレクトに課題を共有していただけると助かります。
4.積極的にアクションを起こしていく
ー個人の目標とグループの目標を教えてください。
松尾さん:私の目標は、業務に早く慣れることです。
お客様からこの情報をもらえれば、この問題は解決できるみたいなイメージがパッと出てこないのが私の課題なので、その辺りを意識しながら業務スピード向上を目指して頑張りたいと思います。
グループの目標は、判断スピードの向上と、タスクを共有できる体制を作ることです。
現在、タスクの共有ができておらず、手をつけられてない業務があります。製品の質にも直結するため、この状態を改善する必要があります。
また、人数もそこまで多いわけではないので、素早い判断とスムーズに業務を行うことが重要になります。
そのためにもタスクの共有や確認のできる体制と、タスクを全員が受けられる体制を作っていきたいです。
戸田さん:私は、X-pointのスマートデバイスアプリ開発も担当しており、今までやったことのない分野なので、新しい知識や技術の習得が個人としての目標です。
グループの目標は、一人ひとりが積極的に行動することです。エイトレッドは全員が主人公で、積極的な行動が求められている会社です。
会社全体としては、意見が積極的に飛び交い、意見を受け入れる環境にあると思います。
開発グループでも一人ひとりが積極的に意見を発信し、意見を聞く体制を作っていきたいです。
佐賀野さん:私の目標はこの1年間で、他の人に教えられるくらい製品の知識と技術を身につけることです。そのためにも、開発のスピードと質を向上させ、より多くのことを任せてもらえるように頑張っていきたいです。
新卒入社をし、AgileWorksに触れて3ヶ月が経ちました。そろそろ会社とAgileWorksにも慣れてきたので、より成長スピードを上げて業務に励んでいきます。
5.最後に
いかがでしたでしょうか。
今回はプロダクト開発グループの方に話を聞きました。会社の看板でもある製品を作る重要なポジションを担っている中で、このような方々が当社の製品を開発しているというのはとても幸せなことですよね。
これからも、エイトレッドとしてより良い製品を開発し、販売していけるよう、部門の垣根を越えて、全員が協力しあえる環境を創っていきましょう!
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