脅威! 34個のやっつけタイトルの数々!!
後編です。
今回はさくっといきます。
それではさっそく、
34個タイトル案をどうぞ。
1、撮る。大分の高校生。
2、耳元の鈴を鳴らさない!
3、気づくと僕らは映画色
4.瞬きも
5.恥をかく日々を選ぶよ
6.瞬きはできない
7.本能が許さない
8.九色の時間
9.題名(タイトル)なんて思いつかない
10.奇怪じみた
11.シネマ・ハレーション
12.図らずも
13.いつからか? 訊いてみたい。
14.九色の秋
15.うるさくて聞こえない!
16.そこそこ破天荒に舞う
17.撮る、高校生。舞う、紙吹雪?
18.大分高校生が荒ぶる
19.しんけん撮るッ
20.かからないかからない
21.やはり、キレイだ
22.疾病利得
23.詐熱
24.シネマに出逢う
25.足は動かないけどそれでも叫ぶ
26.遠すぎる僕の心
27.それは見たこともない弧を描く
28.見えない映画を観る
29.38℃(度)の映画作り
30.わたしたちの知らなかった映画の国
31.衝撃の主軸(しゅじんこう)
32.異次元の所業
33.映画館のホライゾン
34.『映画』を知らない僕でさえ、
いかがでしょう。
「なにこれ面白そう」はみつかりましたか?
わたしが個人的に好きだったのは
9.題名(タイトル)なんて思いつかない
でした。
一番やっつけ感が出ています。
何も思いつかない気持ちをそのまま言語化する素直さが素晴らしいです。
まずはここから10個選抜されました。
2、耳元の鈴を鳴らさない!
3、気づくと僕らは映画色
4.瞬きも
8.九色の時間
11.シネマ・ハレーション
17.撮る、高校生。舞う、紙吹雪?
23.詐熱
27.それは見たこともない弧を描く
30.わたしたちの知らなかった映画の国
34.『映画』を知らない僕でさえ、
どうもタイトル付けには
+1
が重要らしいです。
例えば
『映画』を知らない僕でさえ、
これは二重カギカッコと最後の読点で+2になっているということ。
同じように+2になっている
17.撮る、高校生。舞う、紙吹雪?
(撮る、高校生。舞う、紙吹雪。で+1最後の?で+1)
こちらも案から消えます。
次に今回の企画と照らし合わせます。
今回、わたしたちはクラウドファンディングでの事前販売を計画していまいた。目をつけたのはcampfireです。
すると「○○○○」出版プロジェクト
という企画名がきれいにハマったほうが良いです。
例えば
「気づくと僕らは映画色」出版プロジェクト
「それは見たこともない弧を描く」出版プロジェクト
体言止めで終えた上記のほうがしっくりきます。
あと一番気にしたのは
タイトルだけでどこまで作品を伝えるか?
です。
『シネマ・ハレーション』『わたしたちの知らなかった映画の国』は、映画が題材になっていることが分かりやすくなっています。
ただこれは好みが分かれるのでなんとも言えないところではありますが、
どちらかと言うと分かりやすいほうが好まれるらしいです。
ここで再び選考がありました。
2、耳元の鈴を鳴らさない!
3、気づくと僕らは映画色
4.瞬きも
8.ナイン・カラーズ←『九色の時間』が変わりました
11.シネマ・ハレーション
23.詐熱
『瞬きも』『詐熱』は文芸作品としての雰囲気が強く、シャープな印象を与えます。
『ナイン・カラーズ』『シネマ・ハレーション』は覚えやすいタイトルでキャッチーな印象もありましたが、パンチが弱く+1に満たない気がしてしまいます。
最後に、Word内に入っているフォントで簡単なタイトルロゴを作り、うなさか先生のキャラクターデザインに合わせて簡易的な表紙を作ってみます。
※これは公開できません。すみません。
『瞬きも』は『きも』が浮きすぎていたので却下になりました。
最終的には
2、耳元の鈴を鳴らさない!
3、気づくと僕らは映画色
この二つが残りました。
企画名としては「気づくと僕らは映画色」出版プロジェクト
で立ちます。
映画というフレーズも入っており、分かりやすさもありましたが、
選ばれたのは『耳元の鈴を鳴らさない!』。
タイトルでどんな作品かを匂わせたくなかった。
普通とはちょっと違うことをしたがるわたしの想いが勝りました。
「~ない!」というのも決めてになりました。
『カメラを止めるな!』もそうですが、否定形や命令形は耳に残りやすいです。
余談ですが、タイトルに数字を入れるのもインパクト強です。
「妻と僕の1778の物語」「500日のサマー」
「千と千尋の神隠し」「山田くんと七人の魔女」
わたしはこの「耳元の鈴を鳴らさない!」というタイトルは素晴らしいと思っております。
時間をかけて……、34個も考えてみて……、そのうちの一つに耳鈴が誕生しました。
皆さまもそんなタイトルに出会えますよう、
一度、34個タイトル案を考えてみてください。
ありがとうございました。