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#47 編集記者を退職、仕事内容と気づきを振り返ってみた

先日、1年半勤めた会社を退職しました〜〜!
介護士からBtoBメディアの編集部に転職するという訳分からない&ハイリスクだらけの私を受け入れてくれた、とてもありがたい会社。

退職のきっかけは色々ありますが、この1年半でやったことと気づけたことを振り返る回にしようと思います。

この1年半で身についたこと

・プレスリリースや省庁資料を30分〜1時間でリライトする力
・一次情報をたどって記事作成する力
・広告記事の提案、打ち合わせ、プロット作成
・記者発表会、決算発表会の当日記事化
・省庁の報道発表を元にした企画立て
・おびただしい量の資料を粘り強く読む力
・要点を洗い出す力
・他部署が作成した文章の校正や提案
・業務報告をほぼ毎日続ける力
・むちゃな提案をかわす力(笑)
・別案を提案する力
・事前に先方や社内にリマインドする力
・スケジュール立て

編集はおろか、ビジネスにおいても「?」だった私。日々飛び交う「ジョイン」「フィックス」「アサイン」に、ハァ?となっていたし、名刺もろくに交換したことがなかったので震えながら仕事してました😂

業界ニュース担当という、あがってきたリリースを速攻で記事にするもしくは発注して確認後に自社媒体に公開する仕事がメイン。ライターに発注がメインでしたが、自分でリライトすることも多々ありました。

入職から2〜3日後に、当時の上司から「リライトは30分でやるもんだから。30分で書いてね」と言われたことは忘れもしません(笑)あまりの衝撃に唖然とする暇もなく、ひたすらニュースを選定して30分で書くという日々を最初の2〜3カ月間はやっていました(確か)。

その修行があってこそ、30分〜1時間でのリライトは普通だし、記者発表会や決算発表もその日中にあげられるようになったので、甘やかさず鍛え上げてくれた上司には本当に感謝しています。ゆるかったらここまでできてないと思う。

自信満々に話すとか業界のことに詳しくなる、他部署を巻き込んで仕事を進めるなどは、まだまだ修行が必要で次への持ち越しです。

1年半で気づいたこと

・「この人みたいになりたい!」がいないとモチベーションが下がる
・媒体の方針や打ち出したいことがふわっとしていると無理
・在宅勤務は周りの声が入らないのでめちゃくちゃいい
・編集部のKPI策定って本当に難しい
・無料と有料の棲み分けと対応の難しさ
・ほぼ毎日の業務報告、前日リマインドなど当たり前ではない
・ちゃんと準備しないと死ぬ(当たり前)
・出典元を記載したり、自発的に提案したりするライターは少数派
・即レスは当たり前じゃない(企業側が特に)
・編集の立ち位置って難しい(どこまでライターに任せる?)

えげつないスピードと同時並行で20本以上抱えることもありながら、とにかく量をこなしたこの1年半。社外イベントへ積極的に参加しながら「編集とは何か」を模索していました。今のところ、「ライターと読者の間に立ってタイムリーなものを、一次情報に基づいて公平かつ正しい情報(コンテンツ)を作るのが編集」という結論に至っています。

そのための、一次情報の大切さや出典元の記載。はたまた掲載企業への許可取り、取材にしてもそう。

他社記事を真似て作るではなく、いかにその情報に追加して独自の視点を出せるか、そしてその視点はどこに基づくものなのか、を自問自答しながら記事を編集する大切さを痛感した期間でしたね。

とても大きな学びを得た期間

何が自分のモチベーションを下げるのか、どこが明らかにされていないと納得いかないのかやこだわりたい部分。

これから仕事をする上での考え方の軸を形成できた期間かなと思います。これまで救急救命士、介護士とやってきましたけど、ここまで熱中してやれる仕事は初めて。

今後はこの編集という仕事をもっと極めていきたいなと思う今日この頃でした。

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