人柄も仕事に対する姿勢も推薦できる10年来の友人を紹介。社員紹介制度で転職を果たし、職場でもプライベートでも共に成長中。
ヒューマングループには、採用候補者を自社の従業員から紹介してもらう「社員紹介制度(リファラル採用)」という制度があります。ヒューマンホールディングス株式会社 経理部 アシスタントマネジャーの鈴木康仁さんは3年前、この制度を利用してキャリア採用に応募しました。鈴木さんを紹介したのは、ヒューマンホールディングス 財務部 グループ資金課 マネジャーの山﨑槙太郎さん。お二人に、入社までのいきさつと社員紹介制度を利用した感想を伺いました。
山﨑:はい。鈴木さんとの出会いは10年前、私が勤めていた会社に2年遅れで鈴木さんが入社し、経理部の同じ部署で働いていました。年齢が1つ違いで趣味が同じランニングということもあって仲良くなり、一緒に走るのはもちろん、同世代の職場仲間で食事会をしたりスキー旅行に行ったりと、プライベートでも親しくつき合っていました。私は6年前、ヒューマンホールディングスに転職しましたが、その後も前職の仲間とは遊び友達という感じで定期的に会っていました。2019年の12月、気になるカレー店を開拓する「カレー会」で、たまたま鈴木さんと2人きりで食事する機会があり、そのとき思わぬ相談を受けたんです。
鈴木:当時の私は35歳で、年齢的にもキャリアアップや転職を考えていました。けれども、いざ転職活動となると覚悟がいるし、仕事が忙しくて余裕もなく、なかなか行動に移せずにいました。転職経験のある山﨑さんに、そんな悩みを打ち明けみたところ、山﨑さんが「うちの会社の経理部で人材を募集しているよ」と……。
山﨑:その時、ちょうど経理部でキャリア採用の採用活動をしていたので、「うちの会社は雰囲気いいよ。鈴木さんの仕事に対する姿勢や考え方にも、ヒューマンは合うんじゃないかな」と勧めました。
鈴木:帰って早速、ヒューマンホールディングスのサイトを見て調べました。仕事柄、一応財務情報もチェックして(笑)。実際の会社の雰囲気や、どんな人たちが働いているのかを山﨑さんに質問し、「ここで働いてみたいな」という気持ちが高まり、キャリア採用に応募することにしました。
山﨑:鈴木さんの意向を社内に伝えたところ、「社員紹介制度を利用すればいい」ということになり、そこからはトントン拍子に話が進みました。
鈴木:採用までの流れは一般採用と同じだと思いますが、12月中に一次面接を、年明けに経理部長と役員面接を受け、二次面接から1週間以内くらいに内定をいただきました。その後、前職の引継ぎなどを終えて2020年4月にヒューマンホールディングス経理部に入社しました。
山﨑:そうですね。鈴木さんの内定が決まってからは、同世代の飲み会で「いい奴が入ってくるからよろしく!」と話したり、フロア内のラン仲間に「またマラソンする仲間が増えるよ」と予告したりと、入社前から紹介していました。私自身もそうでしたが、転職するときは新しい職場になじめるか、人間関係をうまく築けるか、不安に感じるものです。待ち受ける側として、できるだけのことをやっておこうと思ったのです。
鈴木:「こういう人が入社するよ」と山﨑さんが事前に周囲に言っておいてくれたおかげで、スムーズになじめました。山﨑さんは財務部、私は経理部と部署は違いますが、同じフロアに山﨑さんがいるのは心強かったです。わからないことや困ったことがあれば気軽に相談できるので、入社後の不安はあまり感じずに済みました。
山﨑:私は友人が多いほうだと思いますが、友人や知人でヒューマンを紹介したのは鈴木さんだけです。以前と変わらずコツコツと一生懸命仕事に取り組む姿を見ていると「頑張っているな」と頼もしく思いますし、鈴木さんの上司からよい評判を聞くと「紹介してよかったな」と改めて感じます。鈴木さんの人あたりのよさや、真摯に仕事に取り組む姿勢は、ヒューマンの経営理念である「為世為人」を体現していると思います。
鈴木:私が入社して間もなく、山﨑さんはマネジャーに昇格しました。仕事に対して「こうするべき」「こうしたい」という意思を明確に持ち、部下や上司ときちんと情報共有をしながら業務を進めていくので、山﨑さんの下だと働きやすいだろうな、と想像します。部下を束ね、マネジャーとして活躍する山﨑さんを見ていると「私も、もっと頑張らないと」と刺激を受けます。私にとって山﨑さんは「いいお手本」になっていますね。
山﨑:私が所属するグループ資金課は、簡単にいうとヒューマンの金庫番。現預金の管理や支払管理、借入・投資管理などを担う部署です。財務分野でも、紙からデジタルへの移行など、環境の変化が起きています。その流れに取り残されないよう、最新の情報を集め、他社の動向なども見ながら、当社に合う方法を取り入れて業務の効率化につなげていきたいと考えています。部下の育成も、今の課題です。今指導している部下は31歳で、私がヒューマンに入社したときの年齢とあまり変わりません。私は33歳で入社して6年たって今の立場になりました。会社のルールや仕事の進め方などを教えながら、部下に道を示していければいいなと思っています。
鈴木:私は経理部に所属し、ヒューマンアカデミーの経理業務に加え、ヒューマンホールディングスの経理質問窓口として各部門からの問い合わせに答えたり、新規案件に対応したりしています。入社して3年間で、いろいろな拠点の経理業務を経験させていただき、その経験が成長につながっていると感じます。今後の目標としては、今担当している業務のレベルアップはもちろんですが、将来的には全体的なスキームの構築やルールを作っていくような仕事にも携わってみたいと思っています。
鈴木:転職や就職を考えている側からすると、自分が知っている人が、その会社にすでに勤めているということが、大きなメリットです。就職活動では企業についていろいろ調べますが、その会社の社風や実際の雰囲気、どんな人が働いているかは、公に出ている情報ではわかりません。特にキャリア採用の場合は、業務内容はある程度想像はできますが、職場の雰囲気や自分が職場環境になじめるかどうかが大きな不安材料だったりします。すでに勤めている人から生の声を聞いた上で採用に応募できるのは、とても安心感があります。また、私の場合は、転職活動をなかなか始められなかったのが、社員紹介制度を知って転職に向けて動き出すことができました。転職の勇気が持てない人にとって、背中を押してくれる制度でもあると思います。
山﨑:社員紹介制度は、社員が推薦できるような人物、人柄や仕事に対する姿勢がわかっている人物を採用できるという意味で、会社にとってもメリットがあるでしょう。入社希望者を紹介する人は、紹介した人がヒューマンになじめるよう、入社後もサポートしてあげることが大事だと思います。鈴木さんが入社してくれて、私の会社生活はいっそう楽しくなりました。終業後は一緒に皇居ランに出て、一杯飲んで帰ったり、職場のラン仲間と一緒に大会に出場したり、同世代の職場仲間で飲み会をしたり……。自分が一緒に働きたいと思う「いい人」を紹介して、ヒューマンで共に働くことができる社員紹介制度は、とてもいい制度だと思います。
<ヒューマンホールディングス株式会社・会社概要>
ヒューマングループは、教育事業を中核に、人材、介護、保育、美容、スポーツ、ITと多岐にわたる事業を展開しています。1985年の創業以来「為世為人(いせいいじん)」を経営理念に掲げ、教育を中心とする各事業を通じて、労働力不足、高齢化社会、待機児童問題など、時代とともに変化するさまざまな社会課題の解決に取り組み、独自のビジネスモデルを展開してきました。
人と社会に向き合い続けてきたヒューマングループは、いま世界全体で達成すべき目標として掲げられたSDGs(持続可能な開発目標)にも積極的に取り組んでいきます。SDGsへの貢献を通じて、「為世為人」の実現を加速させ、より良い社会づくりに貢献していきます。
※2022年11月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。
肩書き・役職等は取材時のものとなります。