働くママたちが「本当に子どもを通わせたい学童」を作ろうと思って、作っています。(5)-プロジェクト型学習-
漫画「ドラゴン桜」は、超底辺高校が経営難を乗り切るため超進学校に変身し、偏差値判定外レベルの高校生に受験界のプロたちが猛勉強を施す、という物語で話題になり、テレビドラマ化もされました。
作中には、受験勉強を超えて、自立とは、教育とは、勉強とは・・そういった本質論、しかもいかにも学校の先生が言わなさそうな、でも実際「そうだよね」とうなづける言葉が次々と出てきます。
この物語を多くの日本人が面白がったのは、日本人が「学校の勉強はつまらない。社会に出ても役に立たないし、普通に学校で勉強してるだけじゃ大学受験には合格できない。」という感想を多かれ少なかれ共有しているからだと思います。
そんな日本の学校、つまらない、役に立たない、と思っている学校の勉強・・それ自体に疑問を投げかけるべき時期は当に過ぎているのに、
日本の学校は旧態依然と、机に座って板書を取るというスタイル(イギリス産業革命の頃にできた)から変わっていません。
前置きが長くなりましたが、アトリエミライエでは、プロジェクト型学習というものを取り入れようと思っています。
プロジェクト型学習の説明は、文献や多くのサイト(例えば・・https://studystudio.jp/contents/archives/41163)にすでにあるので詳しくは述べませんが、問題設定から計画、実行、発表までをこどもが主体的に行う学習法です。欧米では2000年代前後から多くの学校で導入されました。
アトリエミライエでは教科のお勉強はしないので(やりたい子がいれば自由ですが)、自由研究や遊びでプロジェクト型学習を取り入れようと思っています。
これまで保育園で野放図に遊んでいたこどもたちが、小学校に入って何時間も前を向いて座って先生の話を聞く・・・土台無理な話のように思えますが、私たちのこどもの頃も含め、今までは「前を向いて先生の話を聞いて!」と教えられてきました。
枠にはめることが教育だったのです。
日本が成長期にある頃は、枠にはまって大人の言うことを聞いていればある程度豊かな生活が保証されていました。
でも、終身雇用制は崩壊し、出身大学・就職企業名で就職・転職できる時代は終焉を迎えようとしています(欧米は卒論(要はどの大学に入ったか、ではなく何を勉強したか)や、会社で従事していたプロジェクトや職種を履歴書に書きます。テック企業はそのような記載すらさせないところもあります)。
今の小学生1年生のこどもたちが大人になる頃なんて、どんな未来になっているかわかりません。
旧来の日本社会を前提にした「規律」や「知識」を教える教育は、未来も通用するかなんてわからないし、多分通用しない。
では、こどもたちには何を学ばせるべきか?
どんな時代、どんな未来であってもたくましく、強く、楽しく、賢く生きるための教育。やりがいある仕事で金を稼ぎ、人の輪を絶やさず、健康な心と頭と体で周囲に手を差し伸べることに喜びを感じる、知的な人を育てる教育。
そういった大人になるためには、
・自分で課題を見つける、課題を発見して面白がる/興味を持つ
・自分の頭で考え、調べ、他者の協力を引き出し解決する
・解決したこと・わかったことを他者に発表して共有する
・さらに次の課題に繋げる
プロジェクト型学習が最適だと考えました。ミライエで身についたら、これを学校(にかぎらず生涯)の勉強にも活かしてもらいたい。
学校の勉強がつまらないのは学校のせいだけでなく、受ける自分にも問題がある。そこまで自分自身で考えられるようになったら、プロジェクト型学習の効果アリ、ではないでしょうか。
プロジェクト型学習、こどもの主体的学習っていっても、結局グダグダになっちゃうんじゃないの、ただ遊んでいるのと変わらないんじゃないの?と思われるかも知れません。
そこで、ミライエのプロジェクト学習は、こどもコーチングプログラムとセットです。
詳しくは次の記事で https://note.com/ateliermiraie/n/nc5e7f6edb53a
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