ダイアード瞑想について
先週から、朝の瞑想時間にダイアード瞑想のクラスに出ています。瞑想というと、座って目を閉じて意識を対象物に集中することを想像するかもしれません。私も、普段はそういう瞑想をしています。
ダイアード瞑想は、そういう瞑想のイメージとは異なり、二人で決まったテーマについて対話をしながら瞑想を深めるものです。
ダイアード瞑想のやりかた
対話と言っても、会話をするわけではなく、一方が話し、一方はただ聞くだけ。しかも、相づちをうったり、頷いたり、途中で話し始めたりせずに相手の話を聞きます。
私が参加した会では「身体の声を聞く」と言うテーマで既成の質問があり、お互いに質問をし合い、答え合うと言う流れです。5分ずつ話すのと聞くのを交代で行いました。
ダイアード瞑想で何がおきるか?
私はダイアード瞑想に参加したのが初だったので、最初はちょっと戸惑いました。何も反応せずに聞くっていうのが結構難しいような気がしたのと、5分っていうのが結構長い感じがしたので。
やってみての感想は、受け止められている感があるということ。とっても不思議な感じなのですが、自分で話している間に相手が反応せずにただ聞いてくれているというのが、なんとも言えない安心感があるのです。
聞くときも、相手の話の中に何か感じることがあっても、それについてコメントしない。自分のなかに感じることがあるっていうことに気付くだけ。
相手の話を聞き、その体験に寄り添い、自分の中に起きる何かに気付く。そして自分の身体に起きてることを観察し、体験を話し、受け止めてもらう。それを繰り返します。
会話はないのに、なんとも言えない暖かなかんじがしました。これは、一人でやっていても、同じ感覚にはならないんじゃないかな。
今日の気づき
それで、今日の気づきなのですが、「私は無意識に身体の色んなところを触る癖がある」ということ。
テーマが身体の声を聞くだから、なおさら気付いたのだと思いますが、髪の毛が顔に触れているのを払ったり、かゆいところを掻いたり、特別なにもないけどスネをさらさらなでたりしています。
それは別にいいんだけど、私は子どもの頃にアトピーがひどくて、常に身体のいろいろなところが痒かったんですね。それで痒いところを掻くから、皮膚がめくれて血が出たりしていたんです。掻いていることにも無意識だったんだなということに今日気づきました。
あの頃、マインドフルネスを知っていて、身体に起きる感覚を観察することを訓練していたらどうだったんだろう。
マインドフルネスは慢性的な痛みにも効果があると言います。そうなんだろうなあと漠然と感じた朝。