人はなぜ?お話にでてくる食べ物を食べたくなるのだろう
幼い頃、ヘンゼルとグレーテルにでてくる【お菓子の家】が食べたかった。
カラフルなボタンのチョコがついたクッキ-の壁や窓、屋根はきっとチョコレート。
色々な出版社のヘンゼルとグレーテルの本を眺めては、どのお菓子の家を食べようか夢想したり、自分で家の絵を描いてみたりした。
最後まで本物の【お菓子の家】に出会うことも、また食べることもできなかったが、いま思い出しても心がほわっと温かくなる。
大人になってから憧れた食べ物は、【冷製のお肉】。
これは、フランス人作家、フランソワーズ・サガンのある小説にでてきた料理。
【冷製のお肉】の響きが美しく感じて、楕円形のサ-ビスプレ-トに薄切りにされたお肉が並んでいる上品な食卓をイメージしていた。
でも、実際にフランスに住むことになり、出会った本物の【冷製のお肉】は、文字通り、ただの冷えた肉。それも前日の残り物。
豚の大きな塊肉をオーブンで焼いた、ロ-ストポ-クだ。
その日は温かい焼き立てのお肉と、付け合わせのジャガイモをいっしょに頂いて、次の日は薄くスライスした肉をサラダといっしょに食べる一品。
そして、今、食べたい!と思うもの、それは、
菜っ葉めしのおにぎりと野菜たっぷりのお味噌汁
この食べ物がでてくるお話というのが、今、話題の
【ドラッグストア昔話】
なんです。
拝啓 あんこぼ-ろさん著、この作品を是非みなさまにも読んでいただきたいのです。
一話目はこちらから、
そして、続きます。超大作。
あとりえ あっしゅは、何を隠そう、長文を読むのが少し苦手です。
でも、いいんです。ゆっくり自分のぺ-スで楽しめば。みなさまもそうですよ。
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そして、なにより嬉しかったのは、このお話をシモ-ヌさんが朗読されていることです。
この朗読が、これまた超オススメです。
お話は、おじいさんとおばあさんだけではなく、たくさんの人が出てくる。
これをどう読み込まれているか、聴きどころです!
どうぞゆるりと、みなさまのぺ-スでお楽しみくださいね。
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お話はyoutubeでも聴くことができます!
詳しくはシモ-ヌさんのクリエイターぺ-ジをみてくださいね。(貼り付けられずごめんなさい、シモ-ヌさん)
あ、それから、菜っ葉めしのおにぎりなんですけどね、
おばあさんの時代は菜っ葉は、大根やかぶの葉っぱで作っていたんですけど、あとりえ あっしゅが住むフランスの田舎にはないんです。
大根、かぶはあります。でも葉っぱが切られて売られている…。
かぶはどうにか、春秋にたまに葉っぱ付きのが出回ることはあるのですが、入手困難。
ということで、これを使いました。
ヒントは、この美しい青い花。
そう、ボリジです。
葉っぱも食べられるので、トライしました。
お湯でさっと湯がくと、葉っぱのチクチクがとれて、美味しかった!
炊きたてのご飯に、湯がいたボリジの葉に塩をまぶしてから握ったおにぎり。
ということで、人はなぜ?お話にでてくる食べ物を食べたくなるのか、
それは、そのお話が心にずっと残るよいお話だからなのでは、と
あっしゅは思うのです。
あ、ボリジのこと、少し前に書きました。たくさんのスキをいただくことができて嬉しかったです。読んでくださった方、ありがとうございます。
あとりえ あっしゅ