『広げる』と『絞り込む』 ~確実な問題解決のポイント!?~
こんにちは! あたたけ です。
PRP(前提条件プログラム、一般衛生管理)にも飽きてきたので、今回は別の話です。
いろいろあって、現在、『業務手順の見直し』をしています。
何件か平行しているのでパニック気味ですが。。。。
その内の1件が、いわゆる『(商品)トラブル対応』です。
トラブル発生時の最終的な対応は『何もしない』から『大々的な告知・回収』まで色々とありますですが、実はパターンは限られています。
で、個々のトラブルについて、拡大する可能性やリスクの大きさ、リスクの種類(安全性や法令違反、それぞれ問題なくても苦情になるか)等を検討し、どの対応をするのか判断していきます。たぶん。
この辺りの判断基準を整理しているのが現状です(今さらかよ!とも思いますが)。
さてさて、いちおう、組織で仕事をしていますので、別の人が判断基準を作ってくれたのですが、出てきたものが思ってのとだいぶ違ってビックリとなったわけです。
『判断基準』という表現が間違っているのかもしれませんが、あたたけはいわゆる『業務フロー図』みたいなのを想像していたんですね。
でも、出てきたのは『(事例の)一覧表』的なものでした。
使いにくいかな?そもそも入ってない事例があるんじゃないかな?と思いつつ、せっかく作ってくれたのにハナからダメ出しも申し訳なく、一覧表をベースに業務フローを作ってみたわけです。
その時、何が起こったか?
驚くほどに業務フロー図が作りやすいのです!
あたたけが業務フロー図を作る場合、『判断』する必要があることをとりあえず並べ、テキトーに順番を入れ替えながら進めていくのですが、事例を最初に示してくれたおかげで、『判断ポイント』を出しやすかったんですよね。
あたたけって、基本、めんどくさがりなので、『なるべく労力を減らす。やること・考えることを絞り込む』と考えがちです。
その延長なのかどうかはわかりませんが、『要点をまとめる』『パターンを見つけて分類する』のは比較的得意です(たぶん)。
一方、『とりあえず思いつく限り、挙げていく』のは苦手なんですよね。なんて言うんですか、集中力が続かないというか。。。。。
正直、HACCPでハザード分析する時も、最初の『ハザードを列挙する』のがキライですし。。。。。
ブレストしてても、めんどくさいなぁという気持ちが先に出てくる。。。。。
品管担当者としてどうかと自分でも思いますけど。
ただ、『列挙だけいっぱいする人』『絞り込まずに全部一律に解決しようとする人』も決して品管担当者として良いとは言えません。
現場の負担を増やし続ける、理想論だけで話する実践とはかけ離れた人ですからね。
HACCP研修で『ハザードを評価して、キチンと優先順位をつける』って話すことが多いのは、食品企業の品管担当者には『広げる・挙げる』のが得意な人、『絞り込む』のが苦手な人が多いってこと??
もしかしたら、あたたけの研修のポイントがズレてただけってこともありますね。。。。
結局は、『バランス』という当たり障りない結論に落ち着くんですけど、この2つの能力『広げる』と『絞り込む』が問題解決には大事なんだなぁと、今さらながら実感した次第です。
『広げる』ことができないと、気づかないことが出てくる、
『絞り込む』ことができないと、問題解決に異様な労力がかかる、
という感じでしょうか。
どうせ絞り込むんやから、あんまり広げなくて良いんでない?という、あたたけの今までの姿勢は反省すべきですね。
まぁ、組織で仕事をするのであれば、それぞれ得意なことをすれば良いんですけどね。
『あいつはダメだ』じゃなくて、『お互いの足りないところをフォローする』という気持ちでね。
ちなみに、組織内での役割分担は、こちらの記事もぜひぜひ!
ではでは。
今回はこの辺りで!
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