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切磋琢磨?足の引っ張り合い? ~ワールドトリガーから~
こんにちは! あたたけ です。
前回は、あたたけに最も影響を与えた本、『銀河英雄伝説』の話でした。
今回は、あたたけが考える、その辺りのビジネス書・自己啓発本より、よっぽど学びが多いマンガNo.1、ワールドトリガーの話でも。
2月4日に最新28巻が発売らしいですので。
(たぶん、28巻は過去最高のビジネス書になるはず)
※27巻発売時にも記事が。。。さすがの影響力ということで。
最新刊発売に向け読み直していたのですが、そこで気になったセリフがこちら。
鋼は鋼なりのやり方で強くなってもいいんだよ
近界民と戦うときは味方同士なんだから
きっとみんな『鋼が強くてよかった』って言うと思うよ
ワールドトリガーの設定?世界観?のベースですが、異世界(近界)から不定期に侵略があり、それにボーダーという民間組織が抵抗しています。
で、近界からの侵攻も交えつつ、ボーダー内でのランク戦(≒実践訓練)が大きく描かれています(今はランク戦も一段落、遠征メンバー選抜試験)。
で、先ほどのセリフ。
ある隊員(鋼くん)が『学習能力が異様に高い』という特殊能力を持っているのですが、その特殊能力に周りからやっかみ?嫉妬?を受けて凹んでいる場面で隊長(来馬先輩)からの励ましのセリフです。
(まぁ、このセリフまでの流れも熱いんですけどね)
今までは『来馬先輩ってイイ人やなぁ』くらいの感想だったんですが、ふと気づいたのが、『来馬先輩、部分最適じゃなく全体最適を見てる/目的と手段が完ぺきに区分できてるってコト!?』です。
組織の成り立ちからしてランク戦は手段でしかないんですが、隊員の中には『ランク戦で勝つこと』が目的になっている人もいるんですよね。
物語の構成的もランク戦がメインでしたので、(神の視点を持つ)読者ですら、ボーダーの目的を忘れている人がいるかもですね。
そんな中、戦力としてはごくフツーレベルの来馬先輩が『幹部候補』とされるのもわかるというものです。
単に優しいだけでなく、『組織運営への理解の深さ』を感じ取れるシーンですね。
ちなみに、少し後に『鋼が強くてよかった』という場面が来るのがアツい!
さて、同じように『実力を伸ばした人への嫉妬・反感』は実社会でもあるものです。
で、悲しいかな世の大人たちは、組織内で『切磋琢磨』ではなく『足の引っ張り合い』を繰り広げることが多い。。。。
そういう人たちって、『組織の発展』ではなく、『自分の評価』だけを見ているんだろうなぁと思います。
あと、『自分の成長が見込めない・努力するのがメンドー』という後ろ向きの自覚からの行動かもしれませんね。
うーん、、、、来馬先輩(20歳!)が幹部候補なのは当然ですね。
裏を返せば『組織全体を見る』『人に優しくする』『自分の弱さを知っている』『切磋琢磨できる』ってことが、周りに評価されるポイントなのかもしれませんね。
そんなこんなで『学び』と言い張りワールドトリガーを読み漁る、今日この頃です。
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ではでは。今回はこの辺りで!