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フードディフェンスを考える④ ~フードディフェンスは防犯!~

こんにちは! あたたけ です。

引き続き『フードディフェンス』の話です。

前回は既存のフードディフェンスの考え方として、
『潜在的な脅威を特定する』という一歩目が、
『想定外を想定する』という、大いなる矛盾
では?というような話でした。

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ということで、今回はあたたけなりに
『フードディフェンスの考え方』についてまとめてみます。

以前の記事でも書きましたが、
いまだに『バイトテロ』が話題になります。
食品事故に繋がったというわけではなくても、
『意図的に食品等に(悪い方向に)手を加える』という意味では、
バイトテロもグリコ森永事件も毒ギョーザ事件も同じです。

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フードディフェンスって、やっぱり必要なことだと思います。
が、前回の記事を踏まえてのあたたけの独断ですが、
『従来の食品安全の延長』でフードディフェンスを考えても
うまくいかない
だろうなと思います。

そもそも『食品安全の一部に食品防御(フードディフェンス)がある』
という発想がおかしいんですけどね。
フードディフェンスって、本来は『防犯』ですからね。
保健所(食品安全)と警察(防犯)の仕事は違うのは当たり前ですよね。
なのに、食品企業では食品安全担当者に一任されることが多い。。。。。。
そんなんムリだって話です!!!

さて、食品安全担当者のグチはさておき、
どうすれば食品安全担当者にも
(少しは)有効なフードディフェンスができるのか?

まぁ、簡単に思いつくのは『防犯の考え方を知る』でしょうね。
ということで、『防犯』を検索してみると、色々と出てきます。
ざっくり知るにはWikipediaでしょうか。

あまり専門的なことはわかりませんが
『受動的防犯』と『能動的防犯』は区分して考えると良さそうです。
フードディフェンスでよく言われる『従業員の不満解消』は
能動的防犯に入りそうですね。

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おっと、その前に考えておくのが『犯人像』ですね。
フードディフェンスのガイドライン?の1つ『PAS96』には
以下のような犯人像の記載があります。

脅迫犯・日和見主義者・過激主義者・不条理な個人・
不満を持った個人・ハッカー・プロの犯罪組織

うーん、あたたけには具体的な姿が想像しきれない。。。。。
ということで、簡単に『内部/外部×動機』でまとめてみました。

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※あたたけの個人的な感想ですが、『PAS96』って
 フードディフェンスというより防犯のガイドラインなのでは?
 と思うことがあります。
 防犯の専門家にPAS96の解説をしてほしい。。。。。。

※バイトテロがなくならないのは
 『テロ』と呼ぶからというのも一つの理由な気がします。
 なんか、テロって言われたら、『何かしらの思想の元の行動』って見えて
 中二病な方々にはカッコよくうつるのかなぁと思います。

さて、『防犯』と『犯人像』から、あたたけが考えた、
『食品企業で現実的に行えるフードディフェンス』は次の通りです。

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驚くほど、普通のことですね。なんか恥ずかしい。。。。。。
ただ、『防犯(by Wikipedia)を少し知ったあたたけ』は、
今まで漠然と感じていた『監視カメラの矛盾』、さらには、
『監視』というもののあり方に気づいたのです!

ということで、次回は『監視』についてまとめます。
それでは今回はこの辺りで。

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