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ラノベ公募作品の想定読者は購入者ではない

私は川崎中と申します。かわさきあたりと読みます。
10年ほど前にライトノベルの新人賞を受賞したことがあります。

ただその後は一切結果が出ず、商業出版とは無縁の人生を送っています。
noteでは、あの時なぜ受賞できたかの検証と、その時のやり方を言語化すれば改めて受賞できるのかの挑戦を行っていきます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

前回までの記事で、受賞後にできなくなったこと、受賞時にはできたことについて振り返りました。

では早速戦略を立てて執筆して公募投稿! というわけにはいきません。

なぜならば当時最初にやったことは新人賞作品の乱読だったからです。前回受賞から十数年経ち、今はおそらくラノベ作品の傾向も変わっているだろうし、各編集部の中の人も変わっていることでしょう。

だからまず、受賞作を把握する必要があります。

受賞作、というのは編集部が選び、修正し、世に送り出している作品です。そこには編集様方の自社レーベルへの考えやブランドイメージ、想定読者層や向かうべき方向なんかも盛り込まれて出版されます。

その作品はがどんな種類の面白さを提供してくれるのか。
どの程度の難しさで書かれているのか。
エロやグロなどはどの程度許容されるのか。

公募が試験だとすれば、模範解答は受賞作です

私たち投稿者は、読者に向けて小説を書くのではありません。編集者、あるいは下読みを含めた編集チームに向けて小説を書くのです。

投稿者が読者を決めるのではありません。編集者の中の想像上の読者とマッチした作品が受賞するのです。

なので、私たちが受賞するには闇雲に書くのではなく、編集者の想定読者を特定することが近道です。だからまず、受けたい公募の受賞作をたくさん読むことをしたいと思います。

実際、昔の私はそれをした上で受賞しました。

ということで、応募する公募の作品をたくさん読んでいきたいと思います。
で、実際にどこに応募しようかという話なのですが、今回はGA文庫大賞にしたいと思います。

GA文庫大賞の選定理由はまた次回に。

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