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ぐるぐる循環する仕組みがつくりたい
福祉のことを考える機会が増えてからずっと、個々人に寄り添うだけではどうにもならない、でも、仕組みだけつくっても個々人に寄り添っていないと意味がない、そのループで悩んだりぐるぐるしておりました。
なんか、ぐるぐるの循環を悪い方向にいかず、良い方向に回すために、どう回転させていけばよいのか、ひたすら考える日々です。
最近、グラミン銀行の日本版ができていることを知人に教えてもらい、そうそう、こういう仕組みが必要よねと。とはいえ、いきなり熱海に持って来れないので、まずはグラミン日本に寄付することから始めました。
プラスアルファで熱海版の課題解決のためのいい循環を産むための仕組みを考えられないかなぁと思ったときに、いろいろアイディアをもらい、今、動いています。もうすぐ2月にはリリースできると思いますのでまたご報告しますね。
常々、「教育」の大切さは実感しているし、伝え続けてきていますが、小中学生のキャリア教育や高等教育においての起業家教育の必要性も感じていますし、社会人のための学び直しについては、会社員のころから本当に大事だと感じてきました。
キャリアカウンセリングでたくさんの方と向き合う中でも、やはり「学び」の機会の少なさや、「学び」に投資する価値観がなかったり、投資する時間や金銭の余裕がなかったり、そもそもそういう情報に触れる機会すらない働き方、生き方の方も多々いらっしゃる。
「自立」「自律」したキャリアを描き、歩み続けるためには、教育段階でのそういう価値観や情報提供も必要だと思うし、社会に出たら、雇用した企業の中でどれだけ本人のキャリアに寄り添った支援ができるか、教育機関、企業側の意識改革も必要だと思うのです。
自立・自律のためにがんばってみてもどうにもならないときにこそ、福祉サービスや公的支援があるわけです。もちろん旧態依然とした考え方でがんばらせたり、耐えさせるのではなく、自分の人生をよりよく生きるための自立支援という意味でのがんばりであることもとても重要。
自社や自校だけではそこができないのであれば、外に出してほしい。地域の大人たちや専門家に頼りながら、自立支援をしてほしいなと思います。
などなど考えて、自分なりの「よい循環を生むぐるぐるシステム」にチャレンジしていきます。
余裕のある人たちが少しお金だけではなく知恵や知識を還元してくれて、今、稼げなくて苦しんでいる人にお金だけではなく知恵と知識を伝えることで、自立して稼げるようになっていく仕組みをつくりたいのです。お金だけだと限界があるんですよね。なので、グラミン銀行のように小さな融資で起業させる仕組みも興味ありますが、その前段階の「キャリア開発、人材育成」のところに関わっていきたいと思います。
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