素敵な竹林ありました(その2) ~熱海の崖に家を建てる【おすすめスポット】
みなさんこんにちは、ゆりです。
前回に引き続き、素敵な竹林の話です。
その1では竹林の整備やライトアップの話をお届けしました。
今回は邪魔だ、ゴミだと思っている伐って積んである孟宗竹が、使いようによってはおもてなしになる可能性がありそうと思ったことについて。
孟宗竹の活用
若竹の杜さん、東京ドーム5個分の広さの竹を毎年更新されているとお見受けいたしました。製品として使う竹は秋に伐るようなので、その頃にはかなりの量の孟宗竹を伐採すると思うのです。
第一印象は、やっぱり平地だと搬出しやすいし、焼却するにしてもチップにするにしても楽でいいなというもの。ところが若竹の杜さんは、伐った竹をとてもステキに活用されているのです。もちろん量が量なので全量リサイクルされているかはわかりませんけれどね。
一工夫することで、とても素敵なおもてなしにつながるのです。頭は使いよう、学ばなければ!
短冊
ちょうどもうすぐ七夕の時期だったからでしょうか。入場と同時に、孟宗竹を4つに割った短冊をいただきました。
孟宗竹の短冊に願いを込めて、真竹に吊るすのです。
七夕の短冊というと、紙だと思い込んでいましたが、孟宗竹でもいいのですよね。目から鱗です。
結局は焼却するとしても、願いが込められていると、特別な竹炭になるかも。ご利益あったりして。
竹のカップ
竹林の中ほどにテントでつくられた休憩所。
ここでは、冷たいお抹茶と栗のお菓子をいただくことができました。
お抹茶のカップは、孟宗竹を細工したもの。持ち帰りOK。カップを入れる持ち帰り用のビニール袋付き、細かい配慮が行き届いています。
家に帰ってよく見ると、飲み口がずいぶん丁寧に処理されていました。
カップ付きのお抹茶と栗のお菓子のお値段は七百五十円。
竹のカップだけ買おうとは思わないけれど、竹林の中でお茶した思い出付きであれば、ちょっとしたお土産になりますね。
竹の食器って、膨大な量の孟宗竹からすると、ほんのちょっとしか消費できない割に、つくるのにものすごく手間がかかるのです。だから竹を食器にするのは少しネガティブになってしまうのだけれど、喜んでもらえる道具に変えられるとすると、モチベーションが変わりますよね。
カップだけでなく、カップを使うシーンごと、サーブすることがポイントであるように思いました。
目隠し?
これ、なんだと思いますか?
トイレなんです。
竹をうまく使っていて、意匠としても素敵ですよね。
ただ並べた孟宗竹が、風が通る壁になりました。
足元ライト
ライトも孟宗竹で作られていました。
広い敷地内、観光客を誘導するように4m間隔で配置。これがあるだけで、足元が安心します。
つくりは、LEDライトと外配線のいたって簡単なもの。
難しく考えないことが屋外で竹を使うポイントなのかもしれません。
ショップでの注目商品
伐採した竹は、園内整備の資材としてだけでなく、ギフト用にも使われていました。定番のタケノコご飯の素にはじまり、20種類以上は商品開発されていた印象です。
我が家は物販する気はないけれど、来てくれた方にギフトでお渡しするとしたら、何が喜ばれるだろう、と考えながら拝見してきました。
気になったのはこちら。
竹炭
竹炭は、可愛い麻布に入っておりました。八百五十円。
中身を崖の家の竹で作ったポーラス竹炭と比較。
上が崖の家のポーラス竹炭。
下が若竹の杜の竹炭。
若竹の杜の方が形が整っていますね。崖の家の方が色艶が良いかな。作り方が違うのでしょうか。
断面を比較するとこんな感じ。形状は異なりますが、色艶は似ていますね。
竹籤細工
竹籤細工の可愛い商品を見つけました。
こちらのブレスレット、1650円。高いと見るか、どうでしょう。夏らしくて素敵かなと思い購入しました。思うに、竹籤系は、単価が高いように思います。ニーズがあるのかしら。
こちらはなんだろう?熊よけの鈴?竹籤の鞠の中に鈴が入っています。六百五十円。
我が家では、猫さんのおもちゃとしてお土産購入いたしました。
クリクリお目目のトトさん、一人サッカーの相手として喜んでくれました。
まとめ
ただただ竹を伐っていると、どうやって燃やそうか、捨てようかと考えてしまいます。一方で状態の良い竹は、誰かへのおもてなしに使うこともできそうです。結局捨ててしまうのかもしれないけれど、ちょっとした気持ちを伝える道具として、竹をうまく使っていけるといいなと思った1日なのでした。
頭を使ったひと工夫、大事ですね!