6.6 僕のヒーロー
こんばんは。
今日はお休みだけど、なんだかなんにもやる気が起きなくて、昼に起きたのに昼寝をしました。
今は夜中の1時です。
雨が降っていて、窓を開けると久しぶりに涼しい風が入ってきます。
僕はマンションに住んでいるのだけれど、誰かの足音と鼻歌がここまで聴こえてきます。
そんな夜です。
今日は僕が2月に一人で山形に行った際に、毎晩読んでいた本を紹介します。
『恋と退屈』
峯田和伸の日記です。
最近気づくと僕は人の日記のようなものばかりを読んでしまうのです。
中肉中背、A型、直毛、部活は野球部、初体験は大学生。
思い返してみると、自分は周りから見たらごく普通の少年だったと峯田は言います。
そんな少年は、真夜中に家族に気づかれないように一人で近所の竹林へ出かけるのです。
金属バットとカセットテープを携えて。
竹林へ着くと、カセットテープでロックを爆音で聴きながらバットを振るいます。
そして、何事もなかったかのように家に帰って布団に潜ります。
別に何があるわけでもないけど、そうしなくてはいられなかったのです。
僕はたまにこわくなります。
不意にくる、自分はどこか異常なんじゃないかというような感覚。
自分の中のドロドロとした部分。
開けてはいけない蓋が開きかけること。
僕はこの本に出逢って、少し楽になりました。
こんなことを小説の中に書いたりして自分のことかどうか曖昧にするんじゃなくて、峯田は峯田のこととして書いてくれたのです。
そんなことをいっぱい書いてくれたのです。
やっぱり峯田は僕のヒーローでした。
P.S. 山形の夜を添えて
僕が山形に行った際の話は、またいつか書かせていただきます。
『恋と退屈』峯田和伸
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