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むつのはなそそぐあさ



今朝はとても風が強く、気温は1℃でしたが体感はそれ以上に寒く感じました。
まだ空は暗く街灯の光がなければ、姿の見えないほど細かな雪が唯一外気と接する私の頬に当たることで降っているのだなと感じることができます。
街灯の光の下を通りますと、数えることのできないほどの小さな雪が、無限を感じさせるほど空中を埋め尽くして私は聖書の一節を思い浮かべました。


かみよなんぢのもろもろの思念みおもひはわれにたふときこといかばかりぞや、そのみおもひの総計すべくくりはいかにおほきかな
われこれをかぞへんとすれどもそのかずはすなよりもおほし、われさむるときもなほなんぢとともにをる

詩篇第139篇



30分ほどランニングをしますが、前後15分程は歩きます。
走り出すと体は温まり、こんな日でも汗をかきます。
朝起きたときにあれこれと考えていたことも、走っているときは体にのみ集中し始めるので思考は消えてしまいます。
散々降っていた雪と、ビュービュー吹いていた風はどちらも私の息が上がり、思考の消失と共に何事もなかったかのように消え去りました。

玄関を開ける頃にはプカプカと泡のように、また思考が始まります。
今はまた雪もチラチラと降っているようです。



ただひとつ
にいれること
あたわざる
はかな六花りくか 無限むげんそそ

#短歌



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