買い物を減らす実験をした結果の話
買い物(お店へ行く)を減らす実験をした結果の話
昨年の秋から始めている生活改善運動。
必要ない物は手放す。
自分の中でよくよく考えて物を手に入れる。
なんとなく物を買わない運動。
特に服や小物などファッションに関して言えば、
今までの私を知る人からすれば
ビックリするくらい買い物をしなかった。
そもそも私は高校まで部活ばっかりやっていて、
制服とジャージさえあればこと足りていた。
(平日は今もそんなに変わらない。)
興味はあっても田舎の高校生で、
たいした服も持っていなかった。
ずいぶん大人になってから
おしゃれを楽しみ始めたので、
ファッションに投資した期間はさほど長くはない。
だからこそ、おしゃれな人になりたいと
本や雑誌でたくさん勉強もした。
ストレスが溜まれば服を買い、
時々都会に行っては散財してきた。
ここ10年くらいはそんなお金の使い方だった。
でも、これじゃいけない気がする。
少しずつ服との距離も変わり、コロナもあって
服との付き合い方に変化が出た。
ただ今は田舎に住んでいても、スマホを開けば、
「これが素敵だよ。
これがあなたに必要なんじゃない。」
とアルゴリズムが教えてくれる。
素敵な物は無限にある。
実際に身につけてみないと
自分に合うかは分からない。
それを体感してきた私。
服は「試着してから購入」と決めている。
だから実店舗に足を運ばなければ、
服を買うことはないし、
基本的にネットで服を買わない。
もしくはネット注文で取り寄せて試着し
似合わなければ返品。
通りがかりに一目惚れし、
「わあ、素敵♥」と
テンションが上がることもなかった。
そんな秋冬を過ごし、
表題の実験をした結果どうなったか?
私の心が枯れている。
自覚はなかったのだが、
先日受けたストーリーコーチングや
星読みセッションによってこの度気付いた。
インテリアとか本とかはいつも通り、
いやそれ以上に買っているのだが、
ファッションについてはほとんど買っていない。
「ワクワク」とか「興奮」とか言う感覚が無く、
ドーパミンの放出が全くなされない。
楽しいお出かけ予定があっても、
「いつもの自分で良い。
自分を自分以上に見せない。」
とかなんとか考えて、
「自分をどう見せたいか。どうなりたいか。
どうすればワクワクするか?」が減っていった。
少ない物で生きる。
無駄な買い物は無くせる。
失敗は減った。
だけど、私の場合
「失敗しない」=「幸せ」ではなかった。
失敗も楽しかった。のだ。
コーディネートを考え、
着心地も重視し、
変わっていく体型を考慮し、
ライフスタイルの変化も見通し、
好みの変化に対応して、
着るものをアップデートされていく感覚は
楽しかった。
今の私に必要なのは
「これだ!」と見つけることも、
「これじゃなかった」も
「これだったけど、変わってきた。」も、
失敗しないことと同じくらい大切だった。
ミニマリストに憧れる。
なれるものなら、なってみたい。
が、私の好きはいっぱいある。
ジャージ姿で仕事する
格好いい(よくありたい)平日の私。
時々よそいきの仕事で
クールに決める(決めたい)仕事が出来る私。
休日にカフェでお茶をする
リラックスした余裕のある(が欲しい)私。
どれも私だ。
どれも私の中のほんの一部だけど、
確かな私の側面でもある。
いろんな私がいる。
どれも同じように大事だ。
進化する私に合わせて
新しい服はそれなりに必要なことが分かった。
いろんなバランスを取りながらにはなるけど、
新しい私に合わせて素敵な服を着て、
キラキラを受け取れる場所に
お出かけする。
そんな春になる気がしてきた。