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詩『100万分の1』
1000万の子どもたちが
わけもなくどこかへ行きたいと願い
それはひとつも叶えられぬまま
900万の子どもたちが
満足して大人になった
過去にいた場所に戻ってみても
過去に戻れるわけじゃないから
虚しさが消えるわけもなく
どうせ何かをつくるときは
いつもベッドの上なのに
精も 性も 生も
詩も 詞も 死も
僕は100万分の1
取り残されて 泣いている
悲しい 悲しい 100万分の1さ
900万の大人たちが
わけもなくどこかへ行きたいと願い
それはひとつも叶えられぬまま
800万の大人たちが
満足して天使になった
過去にいた場所に戻ってみても
過去に戻れるわけじゃないから
虚しさが消えるわけもなく
どうせ何かをつくるときは
いつもベッドの上なのに
精も 性も 生も
詩も 詞も 死も
君は100万分の1
取り残されて 泣いている
悲しい 悲しい 100万分の1さ
自分をめざす旅の途中が
自分自身まさにそのもの
900万も100万も
100万分の1の僕だって
自分をめざす旅の途中が
自分自身まさにそのもの
800万も100万も
100万分の1の君だって
なりたいものになれないのなら
特に生きてる意味もないけど
自分自身になれないのなら
別に生きてる意味もない
子どもたちと大人たちが
わけもなくどこかへ行きたいと願い
それはひとつも叶えられぬまま
子どもたちと大人たちは
満足して自分になった
自分をめざす旅の途中が
自分自身まさにそのもの
900万も100万も
100万分の1の僕だって
自分をめざす旅の途中が
自分自身まさにそのもの
800万も100万も
100万分の1の君だって
なりたいものになれないのなら
特に生きてる意味もないけど
自分自身になれないのなら
別に生きてる意味もない
僕は100万分の1
取り残されて 泣いていた
小さい 小さい 100万分の1さ
君は100万分の1
取り残されて 泣いていた
小さい 小さい 100万分の1さ
僕は100万分の1
泣いて転んで 生きている
かわいい かわいい 100万分の1さ
君は100万分の1
泣いて転んで 生きている
かわいい かわいい 100万分の1さ
100万分の1さ
100万分の1さ
(作成日:2024/11/28)