見出し画像

出来の悪い新人の方がめんこがられる

社会人1年目の目標に、

●1番吸収量の多い新人
●1番めんこがられる新人

の2つを置いている。

余談ですが、「めんこい」「めんこがる」という方言がすごく好きで、「可愛い」「可愛がる」という意味なのですが、前者の言い方でないとピンとこない時があります笑

というのも、めんこい、という言葉は単に可愛いというよりも、後輩や目をかけている人に対して「にくめない」「世話を焼いてやりたい」というニュアンスが多く含まれている気がします。。

■出来の悪い新人 

さて、

半年近くにわたる研修の、やっと1ヶ月と少しを終えた私が思うことは、出来の良い新人だけが期待されて可愛がられるわけではないということ。

むしろ、出来の悪い新人の方がめんこがられているのでは?と常々思っている。

私の配属された支店では20人の新人がいるわけですが、やはり1クラス近い人が集まると、それなりに知識量や要領の良し悪しに差が出てくる。

大学院卒の人や専門的な知識を持った人に比べて、私たち営業職は、PC設定も業務理解もワークも圧倒的に出来が悪かった。(このnoteを読む同期はいないと思いますが一緒にしてしまってごめんなさい笑)

でも、教育担当の方や先輩からよく話しかけてもらえる、助けてもらえる、雑談もできる、仲良くなれる、といったように、むしろ得しているような気がした。

最初のうち、私は少しでもよく見せようと
なんでも必死に自分で解決しようとしていた。
でも、周りのめんこがられ上手な同期達を見て
出来が悪くてもいいんだ
むしろ出来が悪いからこそ接点が増えるので、
そこを最大限に活用するべきだ
と気付くことができた。

めんこがられる同期達のしていたことは単純で

①少しでもわからないことは素直に「すぐ」質問
②感情・敬意・熱意を120%表す
③弱さを積極的に見せる

この3つだった。
すごく簡単なことだが、やってみると毎日がもっと楽しくなった。


①素直に「すぐ」質問

少しわからない部分があった時、後で調べよう、と聞かずに終えてしまうのが私の悪い癖だった。

たしかに同じ質問や、調べればわかることを何度も質問するのは鬱陶しいかもしれないが、わからないままズルズル遅れをとることはもっと避けたほうがいいと気づいた。

質問をする上で意識していたことは『範囲』と『理由』。

範囲は質問で聞いている範囲を明確にするということ。答える側が何をどこまで説明すればいいのかがわかるよう、「ここまでは理解できているので、ここのやり方を教えて」というように具体的に質問するようにした。

また、なぜこれを知りたいのかと言った背景も伝えることで熱心に回答してもらえた。


② 感情・敬意・熱意を120%表す

周りのめんこい同期達は、気付きや学びを得たときの感情や、先輩に対する敬意、一生懸命さを言葉や表情で表現していた。

そして、120%というところもポイントで、少し大袈裟なくらいに表すくらいが可愛いなと思う。

私自身も学生時代は後輩を持っていたが、表情が見えない子よりも、喜怒哀楽がコロコロ変化する子の方が面倒を見がいがあった。
それは学生だけでなく、社会人になってからも変わらないんだなと改めて気づかされた。

そして、敬意の対象は先輩社員だけでなく同期も不可欠だと思っている。

同期に対してすごいと思ったこと、助けてもらった感謝をしっかりと伝えて、周囲に対する尊敬を決して忘れないようにしたい。


③弱さを積極的に見せる

同期から刺激を受けた中で、最も自分に変化があったと感じているのがこの、弱さを積極的に見せるという部分。

ある同期は、朝一の先輩との雑談でこう話していた。

「今日〇〇の講話ですよね。自分自身ここの分野に疎くて、予習はしてきたんですけど、ついていけるか不安です…」

すると、その日の講話中は数人の先輩がその子のそばに定期的に寄り、補足の説明を受けながら進めていた。

朝の雑談が、先輩内に伝わったことで目をかけてもらえていたということだと思う。

これを目の当たりにした時、弱い部分はどんどん見せて頼れるだけ頼った方がいいんだと気づけた。


私自身も、不安に思っていることや悩んでいることを積極的に伝えるようにしたことで、さっそく、まさに今日、良いことが起こった。

苦手な分野の解説と、おすすめ図書をわざわざまとめて個人的に連絡をしてくれたんです!

こうやって情報量や吸収量に差が出てくるんだなーと改めて実感した。


■新人は出来なくてあたりまえ

「新人なんだから、出来なくてあたりまえだよ」

社会人になってから、色々な人からかけられる言葉です。

新人だからしょうがない
ではなくて
新人だからこそ失敗してみようと思っています。

ありがたいことに、同期や上司や制度に恵まれたおかげで、新人ならではの失敗ができる環境が整っています。

まだまだここから。
明日からも精進して参ります。

最後まで読んでくれた方ありがとうございます!

いいなと思ったら応援しよう!