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【12月のまとめ】  もりたからす

2024年が終わるらしい。絶対に嘘だ。オールド・メディアを信じてはいけない。ネットなんぞ輪をかけて怪しい。体感ではせいぜい2016年くらいである。少なくとも2020年はまだ到来していないという確信にも似た実感がある。私は永遠に若者であり、安倍政権はいつまでも続く。東京オリンピックの競泳では女子で複数の金メダルを取る選手が出る予感がしている。今こそ、2025年がやってくることなど認めない、という断固たる意思を示すことが必要ではないか。そんなこんなでこのひと月を振り返る月末恒例記事を以下、お目にかける。

⭐︎クラシック定着。
中公文庫『フルトヴェングラーかカラヤンか』を読むために両指揮者のブラームスをがっつり聴いたことで、何度目かのクラシックブームが私の中に沸き起こった。このブームが起きるたびに『のだめカンタービレ』を再読したり、小澤征爾の著作を引っ張り出したりしている気がする。
今回はウォークマンにクラシックを入れて散歩・ランニング時に聴くことを覚えたので日常に交響曲が満ち満ちている。
今月はタワレコにも入り浸った。フルトヴェングラーがあればすかさず手に取るし、10代の頃ショルティが好きだったことを思い出してしまうし、なんだかんだ小澤征爾はいっぱいあって入手しやすいし、やたらめったらCDを買ってしまう。同じ曲を別の指揮者で聴く、という作業は考えてみれば古典落語と全く同じだから、既に私は訓練された消費者だったのだ。自宅には『居残り左平次』と同じくらいたくさんの『ブラームス交響曲第4番』が揃ってしまった。容量の関係で私のウォークマンからはアイドルソングが淘汰されつつあり、今となっては落語&クラシック専用機と成り果てた。とっくの昔に死んだおじいさんが、私の生まれるずっと前に録音した作品ばかりを聴いている。

⭐︎体重増加チャレンジ月間
皮下脂肪に乏しいガリガリ人間なので、冬はとにかく寒い。年々寒さに弱くなっているし、あんまり痩せているのも見栄えがしないので少しはがっしりした肉体を手に入れようと奮闘している。日々の運動にこまめなプロテイン摂取、元気いっぱいのがっつりした食事。今月はやたらと鍋を食べた。モランボンの商品レパートリーを制覇してしまう勢いで鍋つゆを沸かし、肉と野菜をぶち込み、煮込んでは食べた。〆は決まってうどん。もちろんとき卵も加えてやった。パン屋の新規開拓も行い、クロワッサンをおやつにしたことで、ここに来て体重は微増、といったところである。

⭐︎群馬ぶらぶら
何度か群馬に行ったことはあるはずだが、今回初めて高崎と前橋をぶらぶらした。両都市間は両毛線で15分ほどと存外近い。車窓や駅周辺の風情が私の地元ととてもよく似ていて「よっ、関東甲信越!東京以外はみな田舎!」という感じで素晴らしかった。
高崎はなんといっても駅から出てすぐに馬鹿でかいヤマダ電機と高島屋があるのが魅力。タワレコもあったから大変ずるい。
前橋は駅から少し歩いたところにショッピングモール的な施設があり、そこに紀伊国屋書店が入っていた。私の地元にはないので許せない文化的豊さである。紀伊国屋書店があるということは即ち、ある程度の書籍が揃い、ついでに高級筆記具も並び、あろうことかCD・DVDまで売っている、ということである。ちくしょう。調子に乗ってちょっと良い木軸シャーペンを2本も買ってしまった。
ご当地文具店ハイノートも訪ねた。最寄りの高崎問屋町駅に降り立った時にはかなり不安な地方都市的寂しさを感じたものだが、歩いて10分弱のハイノート高崎店は抜群の品揃えだった。学校文具、事務用品から高級筆記具、革製品まで一通り揃って文句なし。私の地元の文具店とは雲泥の差である。悔しい。つい先ほど前橋の紀伊國屋で大出費をやらかしたはずの私だが、ここでもまんまと真鍮筆記具など購入してしまった。
地元に欲しい店が多すぎる街、群馬。本当は高崎駅の駅ビルにマックとミスドが並んで入っていた時点で私の地元の大敗だったのだ。

⭐︎新幹線によく乗った。
数えたら今月5回、新幹線での移動があった。往復で10本に乗っていると考えると、私としてはかなり多い。仕事やらちょっとした用事やらでこの数になった。ここ数年は確実に座れるよう指定席を取ることが習慣になっていたが、慌てて選んだ自由席の方がガラ空き、という事態に今月はよく遭遇した。それで調子に乗って帰りの新幹線も自由席にしたら満席で、久々に立って目的地まで行くハメになった。乗りたい新幹線の指定席が満席で諦める、ということもしょっちゅうあるし、何が何やら訳が分からぬ。インバウンドの凄まじさだけは、地元の駅の混雑っぷりからも実感する今日この頃。

⭐︎まとめ
そんな12月。運動もそこそこしたし、副業の塾講師の方も、冬季講習の駆け込み需要があって年末年始とスケジュールびっしり。まずまず充実していた方ではないか。仕事が忙しくなると、早めに家を出て外で時間を潰す関係上、意外と読書の時間も増えるのがありがたい。
確認したところ、今年図書館で借りた本は24冊だった。7月から書き始めた読書ノートには、購入して読んだ本48冊分の記録があった。上半期はデータがないが、下半期に準ずるものとして、その他ノートに記載しない資格テキスト、参考書やらも含めると、2024年に読んだ本はざっくり150冊といったところか。漫画も足すと際限がないので考えないこととする。
それなりに勉強をし、まずまず運動も続き、あちこち出掛けてよく遊んだ気がするから、そう悪くもない1年であったようだ。めでたしめでたし。


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