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【第12話】誰も"本当の自分"など生きていない
"生まれて0歳0日目に
持っていた本来の人格は、
家庭環境や他者との関わりなど、
後天的影響によって徐々に失われてゆきます。
生きるために、
周りに順応しようと偽りの仮面を被り、
自分の本当の思いは心の奥深く、
深層心理に沈めてしまうのです。
それは2日目、3日目と強くなり・・・
現在の自分は厚い硬い仮面を被った
偽りの姿です。
本当の自分と偽りの自分、
この乖離がジレンマとなり、
何か満たされない、悶々とした日々を
送る要因だと言われています。"
(映画『内なる海を見つめて』
パンフレットより)
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「内なる海を見つめて」パンフレット
「コレだ………」
「まさにコレだ………」
"世界一嫌われ医者"の
異名を持つ、
内海聡先生の
ドキュメンタリー映画
『内なる海を見つめて』。
2022年の10月、
待ちに待った上映会に足を運び
ワクワクした気持ちでパンフレットを開くと
目に入ってきたのは
冒頭のメッセージ。
"生まれて0歳0日目に持っていた
本来の人格は、
家庭環境や他者との関わりなど、
後天的影響によって徐々に失われてゆきます。
生きるために、
周りに順応しようと偽りの仮面を被り、
自分の本当の思いは心の奥深く、
深層心理に沈めてしまうのです。
それは2日目、3日目と強くなり・・・
現在の自分は厚い硬い仮面を被った
偽りの姿です。
本当の自分と偽りの自分、
この乖離がジレンマとなり、
何か満たされない、悶々とした日々を
送る要因だと言われています。"
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本当の自分を生きていると思っていたけれど
それは思い込みだった。
本当の自分だと思っていた自分は
実は本当の自分などではなく、
親のマネをしているだけの自分
(=コピー人間)だった。
自覚できる自分こそが
"本当の自分"
であると思ってきたけれど
それは単なる
"思い込み"
だったとは…。
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不眠症の夫と関わる中で
当たり前だと思っていた
自分の考え方が、
実は当たり前でもなんでもなく
むしろ
子ども(家族)を病気にする
「毒親」の考え方であることを知り
ショックを受けた私。(爆)
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張本人であると知った時の
心の中(※イメージ)
それと当時に
この考え方の起源は一体どこなの?と
振り返った時に
真っ先に思いついたのが、
私の両親でした。
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自分の考えを持ち
自分の人生を生きていると
思っていたのに……
全部思い込みだった。
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蓋を開けたら、
ただ両親を
マネしていただけの
コピー人間だった。
自分の考えを持つ、
自分の人生を生きている
カッコイイ女w
だと思って生きてきたのに、
実態としては
自分の人生ではなく、
親の人生を生きているだけの
勘違いヤローだった。(痛)
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自分が思う
自分とは、
両親や周囲からの
影響を受けまくった
「偽アスカ」であって、
そんな「偽アスカ」を
本物のアスカであると
私自身が
思い込んできたわけです。
※このことに気づいた時の衝撃たるや、
なんと表現して良いのか……
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であれば、
誰からも
影響を受けていない、
純粋な「アスカ」って
一体どんな人間なの?
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本当の「アスカ」って
一体誰?
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そんなことばかりを考えていた
タイミングで公開となった
内海聡先生のドキュメンタリー映画
『内なる海を見つめて』。
"生まれて0歳0日目に持っていた
本来の人格は、
家庭環境や他者との関わりなど、
後天的影響によって徐々に失われてゆきます。
それは2日目、3日目と強くなり・・・
現在の自分は厚い硬い仮面を被った
偽りの姿です。"
当時の私にとって
パンフレット冒頭に書かれたこの文章
そして映画本編の内容
タイミング的に
ドンピシャ過ぎて、
とにかく大きな衝撃を
受けたことを覚えています。