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ニュースからの学び|多様性への理解

前回に引き続き、似たようなこと言うとりますけども。

やはり問題になりますよね。

多様性への理解

多様性(ダイバーシティ)の認知度は徐々に上昇しております。

過去3年のGoogleトレンドより以下のような認知度(というよりは検索比率)となっております。

DEIへの関心。日本経済新聞ft.増井光生

ダイバーシティに関しては、お台場とか色々なダイバーシティも含まれているとはいえ、明らかに伸びてきています。

ということは多様性は受け入れることが必要というよりは受け入れなければならないものになると予想されます。

当然国のトップは理解しておかなければならなかったところをこの程度の失言をしてしまう始末です。

そして言い訳が、「その個性と能力を十分に発揮して職務に取り組んでいただきたいという趣旨を述べたもの」ということだそうです。

「個性と性別に関係がある」という考えがある時点で割と問題があると思うのですが。
ここでいう「個性」が身長とかなら生物学的なものなので問題ないけど、多分違いますね。考え方や性格などのことを言っていると思います。

2種類しかないカテゴライズでうまくいってないって

性別は生物学的には2種類しかありません。
(LGBTQの方々は今回の主題ではないのであくまで生物学的な分類です)

しかし、世の中にはもっと多くの種類のカテゴライズが存在しまくります。
宗教は3大宗教だけで3種類あるし、世代も10代、20代…みたいな鬼ざっくりカテゴライズでももっと分けられます。

出身地だって都道府県だけで47種類あるし外国込みで考えると数え切れないし…と無数のカテゴライズが存在します。

2種類しかないカテゴライズはむしろ簡単にクリアしなければならない問題と言えるのではないでしょうか。

そもそもカテゴライズではなくパーソナライズへの移行フェーズに入るべきと思うのですが、どうもその域に達するのは遠そうです。

そしてもう1個あります。政治は関係ないけど。

こちらは英断かと思います。
「ジャニーズ」が好きな方には申し訳ないですが。

というのも、性加害にあったのは少年たちですね。
これが少年ではなく少女だとしたら、現状の数倍は問題になっているはずです。
と考えると、報道サイドの意識も微妙な気がしてしまいます。

そしてここからは予想がかなり入りますが、大企業あるあるで、ほとんどの方は知らなかったと思うのです。

そう考えるとジャニーズ事務所所属のタレントさんは直接的な被害者じゃない方も間接的な被害者と言えます。

そうなるとタレントを守るという事務所の役割を果たしていないので一旦社名だけでも変更してマイナスイメージを多少なりとも減らすべきと思ってたらこのニュースが入ってきたので、東山社長はさすがだなーと思いました。

多様性の難しさはこれから

性別というたった2種類の多様性でうまくいっていない例を挙げました。
今後もっと複雑な多様性への理解、対応が求められます。

そして最後に最も難しいと思われるのが「多様性を受け入れられない方をどう受け入れるか」となると思います。

ラッセルのパラドクスみたいな。ラッセルだったか忘れたけど。

「多様性を受け入れられない方」を受け入れてしまうと多様性への悪影響が予想されますが、受け入れないと多様性に反します。

教育で「色々な考え方の人がいる」ということを教えるのが最善手かもしれませんが「受け入れろよ」と強制してしまうと「その子自身の多様性」が失われる可能性があり、加減が難しいのです。

多様性の実現への第一歩は自分にバイアスがかかっていることの自覚

いくら差別も偏見もないと思っている方も、あらゆるバイアスがかかってしまっています。
アフェクトや環境などでも無意識にかかるものなのです。

多様性を認めるならノーバイアスな方の存在も考慮すべきかもしれませんがごく少数かと思われます。

自分のバイアスと向き合うことが多様性の実現の第一歩ではないでしょうか。

#ニュースからの学び

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