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事故後のストレスによる体調と思考の変化
交通事故から6日経ちました。
痛みは良くなってきましたが、微熱が続いています。
整形外科の医師にこの程度では発熱しないと説明を受けました。
流行りの感染症も念の為調べましたが陰性でした。
でも微熱が続いているのは実際起こっていることですし、事故後は感情や思考も、生活も変化しています。
事故と発熱の関係って全く関係ないのかな?
あるとしたら、今わたしができることって何だろう?
そして今後どのように生きていったら良いだろうか?
日々このような疑問が生じます。
事故のストレスと発熱の関係について
真っ先に思い当たるのはショックが大きかです。
心も体も大きな衝撃を受け、ストレスを強く感じていると思います。
ストレスを受けると大脳の視床下部から自律神経と内分泌系を経由して臓器や器官に指示を出します。
自律神経と発熱の関係
事故によるショック、外的ストレスにより交感神経が優位な状態になっていることで、副交感神経とのバランスが崩れていることが微熱につながっている可能性があるかもしれません。
内分泌系と発熱の関係
内分泌系について下の記事から一部抜粋します。
「内分泌系では、下垂体と副腎皮質という臓器が、ストレス反応に中心的役割を果たしています。(中略)私たちが精神的・肉体的に活動を向上させなければならない場合、つまり活動のためのエネルギーが必要な状態になったときにちゃんと応じることができるように準備してくれている変化とみなすことができます。つまり、副腎皮質ホルモンにより生じる反応も、ストレッサーに対するストレス反応の一種です」とのことです。
ストレスを受けてホルモンが分泌されるのは、生命を維持するのに必要な働きです。
しかしストレスを受け続けると、ストレスホルモンである「コルチゾール」が分泌され続けます。
そうすると血中のコルチゾール濃度が異常に高くなってしまい、心身にさまざまな不調があらわれやすくなります。
具体的には、うつ病・不眠・生活習慣病などのリスクが高まります。
発熱と直接的な関係はないようですが、内分泌の乱れが続くと、あらゆる不調につながる可能性があるようです。
免疫系と発熱の関係
ストレスが免疫機能を下げ感染症にかかる、というのは一般的に知られています。
この機序をもう少し詳しく説明します。
ストレス過多な状態が長く続くと、交感神経優位の時間が長くなり、顆粒球の比率が上がります。また、ストレスがかかったときに分泌されるコルチゾールというホルモンには、NK細胞の働きを抑制したり、免疫細胞間の情報伝達物質(サイトカイン)の合成を阻害したりする性質があるので、ストレスが多いと免疫力が下がります。
さらに、ストレスが多いとlgAの分泌が少なくなることがわかっています。lgAとは抗原に応じて作られる抗体(免疫グロブリン)の一種です。鼻や口、目などの粘膜免疫で抗原をつかまえて、体内への侵入をブロックする役割があります。lgAの分泌速度が低いと抗原が体内に侵入しやすくなるので、病気にかかりやすくなります。
今は感染症という感じの症状はないので、免疫力低下による発熱ではなさそうです。
しかし事故のことを思い出したり、痛みや倦怠感で思うように生活できないとしたら、ストレスになります。
今後自分が事故にあったことをどのように扱うかで、免疫力が保てるかが大きく関係するでしょう。
今わたしができること
ストレスの緩和には睡眠と休養、適度な運動などが必要です。
今はとにかく食べて、寝て、たまに動くという生活をしています。
発熱と倦怠感がなかったら、無理やり動いていたかもしれませんが、倦怠感のお陰で何もしたくないから、「寝よう」となります。
寝ることは結果的に治癒を促進していると感じています。
「ストレスを受けると大脳の視床下部から自律神経と内分泌系を経由して臓器や器官に指示を出します」と事故と発熱の関係性の章で記載しましたが、頭も内臓も触ってみると硬くなってることがよくわかります。
まだまだ身体が受けたショックは残っているし、新たに作られてもいるのでしょう。
このような時は前回お伝えしたように、記憶の編集と身体のケアを続けていく必要があります。
ケアをするのは勿論、「仕事に復帰しなきゃ」もあるんですが、自分が安定することで、夫と息子を安心させたいというのが大きいと思います。
今後の生き方
今まで「死ぬかもしれない」「生きていて良かった」と思う体験はしたことがありませんでした。
今回の事故で一番の変化は、「生きていて良かった」「いつ死ぬかなんてわからないから、後悔しないように生きよう」という言葉を心の底から実感するようになったとことです。
時間の使い方、心身との向き合い方、家族・仕事との向き合い方、これらの考え方や行動が変化してきています。
思い込みや固定観念が強く、時に変化しづらいと感じる時はありますが、せっかくこの世に肉体を持って生きているので、心と身体の辛さが楽になるような、その人らしい生活が送れるような、そんなお手伝いをしていきたいです。