短歌 最近

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 こんにちは、みなさん。元気でしたか。
 こちらは普通です。noteは久しぶりの更新です。下書きは書いていたりするのですが、投稿する勢いを失ってしまって、これだけ間隔があいてしまいました。
 短歌創作も、毎日アイデアが浮かぶわけでもないので、やはり定期的な更新が難しいのです。
 ところで、自分の歌を自分で解説するのは、野暮な気がしなくもないです。この自作自演を、皆さんはどう思ってるんでしょうか。ふと気になりました。
 気恥ずかしくなる前に、さっさと本題に行きましょう。

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一等星と思ったら飛行機であった 星と見紛うくらい綺麗だ
明日郎

 素直シリーズです。でも、「星でなくて残念」ではなくて、「飛行機が星くらい綺麗だった」という方向にひねってみました。あと、上の句が破調です。自然な感じが出てるかなと思います。

ペンを持つ俺の手の関節が鳴る宇宙はこれをきっかけとして
明日郎

 骨がポキポキとなるのは、そこで小爆発が起きているから、と聞いたことがあります。原稿に赤を入れながら、親指を鳴らしました。僕は親指の根元であれば、意図して鳴らすことができるのです。
 ところで宇宙はビッグバンというきっかけではじまり、今も膨らみ続けているようです。
 俺の指の関節の小爆発がきっかけで、何かが始まるんじゃないかという、そういう妄想です。

黄緑に塗られた有刺鉄線が示す遊園地の中と外
明日郎

 仙台に旅行に行って、ベニーランドという遊園地のそばを通り過ぎた。これは、そこで見かけた恐ろしい光景である。排除の象徴たる有刺鉄線が、明るい緑色に塗られて、遊園地を守っていたのだ。侵入者を許さないという思いと、子供たちに夢を見せるという遊園地の機能との、衝突地点だと思った。
 そう、衝突地点。
 「突き刺す十二月と伊勢丹の息が合わさる衝突地点」これは東京事変の歌詞である。

新宿駅のうつろなる目の人むらは警告色の「出口」を目指す
明日郎

 これはさっきツイートしたやつです。
 新宿駅にいる時の人間って、みんなうつろな感じがします。人を離れているような感じです。無論僕もそうなる時があります。
 で、理由としては多分みんな表示を見てるんですね。電光掲示板とか、何番線だなとか、「出口」の表示とか。
 そしてその「出口」表示は黄色と黒色で示されています。これは警告色です。トラとか、ハチの色です。
 なんか非常事態みたいだなあと思って、さっと歌にしました。

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 今日は以上です。この前、いとこの結婚式がありまして、新郎新婦に、花をふりかけてきました。それで思い出した歌があるので、それで締めます。

「キバ」「キバ」とふたり八重歯をむき出せば花降りかかる髪に背中に
穂村弘

いい歌です。「花降りかかる」とは、二人が結ばれることを表しているのかもしれませんね。

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