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イギリスが私を呼んでいる③

どストレートなアーサーのオリビエへの愛。↑
さすが英国男子。
(爪の垢でも煎じて飲んでみたらどうだね速水社長)

一泊二日のイギリス弾丸旅行の二日目は、午前中フリーでした。
ホテルから徒歩圏内にある「ある場所」に、ひとりで行ってみました。

日曜日の静かな朝。
映画の舞台となったノッティングヒルを通ります。精一杯住人のテイで歩いてみました。

やがて目の前に開けた広大な土地。大きなお屋敷が見えます。

ケンジントン宮殿です。
故・ダイアナ元皇太子妃の居城で、現在はウィリアム王子ご一家がお住まいですね。

ダイアナさんの世紀のロイヤルウェディング。
夢見る夢子さんだった私はテレビにかじりついて中継をみました。

ちょっと寂しい家庭で育った美しい貴族のお姫さまが、王子さまに見染められて王室に嫁ぐプリンセスストーリー。
童話であればこれでハッピーエンドです。
まだまだ子どもだった私もそう信じていました。
まさかあんなことになろうとは。

イギリス王室の長い歴史の中に幾多といる悲劇のプリンセス。そのひとりに名を連ねてしまったダイアナ元妃。どうか安らかに。

私をイギリスへと強く誘う「7つの黄金郷」は、残念ながら未完のままです。
イングランドがスペインの無敵艦隊を破るアルマダの海戦まであと約3年、というところで中断しています。
エルドラドの謎は解明されていません。

いいところなのに!キーッ!

オリビエとアーサーのその後も気になります。
ふたりの思いの変化を拾ってみました。

まずはオリビエ。

ひどいじゃないか乱暴伯爵!
    (文庫版第1巻)

アーサー!好きだったよ
兄さんみたいで大好きだったよ!
    (文庫版第2巻)

死なないでアーサー!死なないで!
    (文庫版第3巻)

わたし 男のほうがいい? 女のほうがいい?
    (文庫版第3巻)

アーサー!アーサー!あなたが好きなのに! 
いったいどうしたらあなたを魅きつけることができるんだろう?
    (文庫版第4巻)

アーサー 大好き 大きらい
わたしを抱きしめも つきはなしもする
    (文庫版第5巻)

ありがとうアーサー! あなたは銀色の河のようだ。飛びこみたいよ あなたの中に
    (文庫版第6巻)

なかなかわかりやすいですね。
次はアーサー。

わたしは男に興味はない
    (文庫版第1巻)

こりゃもし女の子だったら乱暴すぎる
    (文庫版第2巻)

もし女性であるオリビエを前にしたら
いったいどうするのだろう わたしは
    (文庫版第3巻)

男のほうがいい
わたしはきみには惚れたくない
わたしは英国にすべてを捧げたい
    (文庫版第3巻)

おこるな おばば あの娘に惚れた
当分なびきそうにないけど とてもいい娘なんだ
    (文庫版第4巻)

わたしも生身の男です!
父親として今夜はこういう精神状態の男をかわいい娘とふたりきりにすべきでないと思うのですが
    (文庫版第5巻)

ああ神様仏様キリスト様。続きをプリーズ。

私を呼ぶのはウィンザー城の衛兵か。
それとも 今は亡き Princess of Wales か。
Leave me alone….

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