Sweetな November
11月になりました。
1年で私がいちばん好きな月。
12ヶ月ぜんぶ11月でもいいくらい。
もう暑くもなく、そこまで寒くもなく。
木々は色づき、空は蒼く、空気は凛と澄んで。 木枯らしが吹く日もあるけど、小春日和な日もあって。
街はだんだんクリスマス色に染まり、でもまだ年末ほどには慌ただしくもなく。
祝日も2日あるし(ここ大事)。
11月になるとよく思い出す映画があります。
キアヌ・リーブスとシャーリーズ・セロンが共演した、ちょっと不思議な映画です。
レビューでは「スターの無駄遣い」とか辛辣なことが書いてあったり、主演のふたりがゴールデンラズベリー賞にノミネートされたりと、評価は散々なものだったようですが、私は好きでした。
サンフランシスコの美しい晩秋の風景。
エリートビジネスマンと訳ありふうの美女。
そして流れるエンヤの澄んだ歌声。
もうそれでいい。
入りくんだ謎とか、伏線とその回収とか、人生の気づきとか学びとか、そんなめんどくさいことは一切考えないで、ただ美しくて切ない物語にひたる。
そんな映画もいいものだと思います。
久しぶりに聴いたエンヤ。
胸に沁みます。
あの頃はエンヤにハマっていて、この映画も観に行きました。
これもひたすらフィレンツェとエンヤが美しい映画です。
こんな物語を思い出しながら、今年の11月を楽しもうと思います。
私の11月になってくれるのは誰かしら?