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HMJ2020冬レポートと売上と今後の戦略

Handmade in Japan Fes 2020冬 1月11(土)、12(日)

こんにちは、ハンドメイド作家 astin muhler(アスティンムーラー)です。
今回半年ぶりに対面イベントに参加して来ました。イベント出展を今後したいなと思っている方、しているけど結果が出てない方に向けてレポートをまとめましたので参考になればと思います。

まず今回の出展が決まった時点でどのような成果を上げたいかを考えました。おそらく多くの方が売上を目標にしていると思います。しかしそれ以外にもイベントがもたらしてくれるメリットはたくさんあります。今回は今後徐々に売上を上げていけるよう宣伝リサーチを中心にして挑むことにしました。

今回の主な戦略

①知名度をあげる
一般的に知名度はまだまだですので多くの方に知ってもらう。

②イベントの分析をする
今後売上を最大化するための情報を集めイベントを分析する。

③運営サイドとリレーションを構築する
いつもお世話になっている方に挨拶したり近況を報告する

④売上を分析する
今回の売上を基準に次回以降の売上目標を立てる

①『知名度を上げる』でやったこと

・いちごのパンフレットを1000部配布する
これまで普通の名刺サイズのショップカードを作っていましたが、はたしてゲストは家に帰ってからこのカードを見て、QRコード読み取り、ホームページにアクセスしてスマホケース買うのだろうか?という疑問が湧いてきました。おそらくそほとんどが見られないまま忘れられて行くのだろうと思います。
HMJなどのイベントにわざわざ足を運んだゲストはその後何をするのだろうか?と考えた時に
・SNSに購入した作品の写真をアップする
・家に帰って家族にイベントの話をする
・友達にイベントの話をする

このあたりでしょうか。もっとも多そうなのが「こんな作品があったんだよー」みたいな会話が行われること。その時にパンフレットがあれば「これなんだけどー」とみんなで見てくる。と予想してパンフレットを大量に配ることにしました。またオシャレなデザインにして保管してもらえる確率を上げることを意識しました。効果検証はすぐにはできませんが一定量配れば購買につながる確率も上がると思っています。

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②『イベントの分析をする』でやったこと

今後のイベント攻略のため、どのようなゲストが来場してどのエリアが人気でどのジャンルが売れているのかをじっくり見学しました。自分なりに繁盛しているお店とそうでないとお店の違い分析してみたところ、 ポイントは4つ。

・Creemaでの知名度
Creema主催ということもあり有名な作家さんのところには人が集まっていたように思えました。特にネットにも顔出ししてる作家さんは強い。作品も作家も『見たことある』というのはとにかく大きなアドバンテージになるのだと思います。私も面識はないけど見た事ある作家さん何人か会いに行きました。

・ブースの大きさとエリア
ブースはできればスタンダードを借りた方が良いと思います。 ミニブースだとミニブースが集まってるエリアになる可能性が高く、かなり密集していて『大型バーゲンセール』の様な印象でした。自然と購買心理も安い方へと流れていくと思うのでスタンダードでしっかりブースを構えてブランドイメージを伝えた方がよい思います。※スタンダードにしても密集エリアになる事もあるようですが。

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・作品ジャンルと出品数
もし、ブランド力がまだそこまで強くないのであれば作品のジャンル数は絞るべきかなと思います。今回astin muhlerはスマホケースとアートボードの2種類しか出品していません。しかし中にはスマホケース、財布、ボールペン、ワッペン、など1ブース内で何十種類も並べていて何の店?といったショップも多かったです。作品数を出しても力を発揮するのは空想街雑貨店さんのように素晴らしい世界観があり、それを基に作られた作品ばかりの場合だと思います。

・ディスプレイ
もし作品が機能的デザインの場合、それを伝えるキャッチコピーは大きく掲示するとかなり購買効果が上がると思います。『気にするべきは髪型より、髪質』これは会場内で私が一番心惹かれたキャッチコピーです。コピーが目に入り作品に目をやると作品もキレイでとても素敵な櫛屋さんでした。流れてくるお客さんをブースに立ち止まらせるには心打つフレーズ、目に付く作品、作家のコミュ力、どれかは必要だと思います。astin muhlerは押しフルーツのショップだということが分かるように今回壁を導入してアートボードを掲げました。それを遠目に発見し見に来てくれたゲストも多かったです。アートボードは売れないかな思っていましたが1点ご購入頂きました。

【反省点】今回は背面の壁いっぱいにアートボードを飾りました。華やかで良かったのですが、何枚かはキャッチコピーや屋号(astin muhlerの看板)を入れてもよかったと思いました。

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③『運営とリレーションを構築する』でやったこと

中夜祭に参加して日頃メールでやり取りさせてもらっている担当の方、過去に担当してくれた方、など連絡を取り合ったことはあるが実際に面識がないスタッフにしっかりと挨拶をして近況を報告しました。サイトも運営しているのは人です。大切なビジネスパートナーなのでご縁を大切にしましょう。いいこともたくさんあります。結果的にCreemaの社長とも名刺交換と握手することができました。純粋な営業活動ですね。また作家同士の会話も弾みます。「どの季節のどのイベントが売れる」「あのイベントはこんな作品が売れて、客層はどうだ」という情報交換をできたり、Creemaの中で売れるためにしていることなどを売れっ子作家から聞けたりもします。

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④『売上を分析する』でやったこと

今回もスマホケースをたくさんご購入いただきました。初日で人気の機種&デザインがすべて売れてしまったので2日目をどう乗り切ろうかと考えたところ、サイト上にイベント期間専用ページを作り、ない機種、デザインに関してはその場で専用ページからネット注文という形式に切り替えました。そうすると初日ではあきらめていたAndoroidのゲストからも注文を頂くことができて結果的に2日目の売上もリカバリーすることができました。

【反省点】ネット注文は1日目からやるべきでした。(やっていたらもう少し売上げも伸びたはず)

結局何に気を付ければいいの?

こちらはあくまで私の個人的な考えです。対面販売もネット販売も共通するところが多いと思います。リアルなのかデジタルなのかの違いであって、作品が売れる理由などはさほど変わらないと思います。ただ対面影響力を使えるイベントは作家にとってはまたとないチャンスです。イベント出展時に意識した方が良い点は5つ。

・出展料をケチらない
孫正義のエピソードで『会社の資本金1000万なのに展示会に800万かけて倒産ギリギリになりながらも結果的に1年後売上高35億になった。』というのがありますがまさにその通りだと思います。

・自分の作品に魅力が伝わる門構え
ブースを見たときにブランドの魅力がしっかりと伝わるか、ただ並べてあるだけでなく見せ方が重要。作品によっては文章でストレートに伝えるのもあり。作品のジャンル数も計画的に。

・展示する作品をしっかり考える
過去の経験談ですがとりあえず何でも陳列するのではなく、メインの作品を中心に後はお土産用に買えるくらいの値段の作品を用意すると結構反応がよかったです。(箸置きなど)

・作家を売る
まだ無名作家だと思うなら自分を売るしかない!接客、呼込みを頑張って「あの作家さん面白かったね」と言ってもらえるだけでファンは増えると思います。

・決済手段の幅を広げる
決済方法は、現金・paypay・楽天pay・ラインpayを用意していきましたが、まだまだ現金とクレジットカード決済が主流と痛感。クレジットカード決済は必ず対応した方がいいです。

「売上は一日にしてならず」ですがこのあたり真剣に考えるだけで結果は変わってくるし、継続的に挑戦すればかなりの違いがでると思います。

HMJ2020冬 astin muhler 売上発表
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