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哀しみの姿 / 短歌5首

こんなにも透明だったひとみからこぼれおちる哀しみの姿

雨雲のように広がる哀しみを洗い流して青空を待つ

頑丈な靴に履きかえて終わらないかなしみのなかを歩いてみる

胸の奥あかせる人と出会えずに自分らしさを迷いはじめる

美しい記憶は容積を広げてかなしみの影を消していく

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