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【学年主任アスパラガスtの学年通信】2024/12/3(火) テストは所詮単なるテストですよ

おはようございます。公立中学校社会科教師のアスパラガスtです。
ここでは、私が働いている中学校で毎朝発行しているオンライン通信「Colorful日記」の内容を共有しています。

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<2024年12月3日(火)>

【Colorful日記VOL.129】

おはようございます。
12/3(火)。
昨日から期末テストの返却が始まっています。
みなさん順調ですか?

昨日、ある生徒から
「先生、体育〇点やった…ヤバイ…」
と声をかけられました。

僕は、
「それはヤバイな~」
と冗談半分に言いながら返事をしていましたが、
実は、内心は
「大丈夫、大丈夫」
と思っています。

ということで、今日は

テストの点数で
あなたの良い悪いが決まるわけじゃない

ということを少しだけ。

誤解が無いように先に言っておくと、
テストの点数は大切です。
今の日本の教育は、
それで評価されて、進路選択にまで影響しますので、
それはそれは大切なものです。

アスパラガスtは社会科教師として、
みんなに本気で点数をとって欲しいと思っていますし、
それをするのが仕事の一つだと考えています。
だから、
できるだけ分かりやすい授業、
できるだけみんなのためになる授業をめざして、
毎年僕自身も社会科授業についての研究を進めています。

今日はそういう話じゃなくて、

テストの点数であなた自身の良い悪いが決まるわけじゃない

ということです。

最近よく紹介していますが、
うちの娘も勉強が大の苦手です。
勉強が苦手というより、勉強はしているんですが、
点数に結びつきません。
みんなと同じで昨日から期末テストが返却されていますが、
点数だけみたら本当にヤバイです。

私たち教師や僕も含めて世の中の大人はいつも言います。

「そんな点数じゃ、まだまだあかんぞ。もっと頑張らないと」

みんなからすると、
自分自身の全てを否定されているような気がして、
自分に自信が無くなってきますよね。

でも、そんな人にこそ伝えたい。

大丈夫だよ。
単なるテストなんだから。
それで、みんなの全てが決まるわけじゃないよ。

世界を見渡すと、
日本のようなテストをしていない国なんて
たくさんあるんだから。

その人たちが幸せじゃないかって言ったら絶対に違いますから。

テストが出来たからって、
人生豊かになるとも限りません。

テストは単なるテストです。


大事なことは、
自分自身と向き合って、
自分の人生について考えて、
自分の生活を豊かにしていくことです。

その形は人それぞれ。

今回、テストの点数が悪かった人は、
一度、そういった考えを持っても良いかもしれません。

昨日、
「先生、体育〇点やった…ヤバイ…」
と声をかけてくれた人が
少しでも楽になってくれれば。

では、今日も充実した1日を。

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