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【学年主任アスパラガスtの学年通信】2025/2/18(火) ”出来ない”ことは大した問題じゃないよ

おはようございます。公立中学校社会科教師のアスパラガスtです。
ここでは、私が働いている中学校で毎朝発行しているオンライン通信「Colorful日記」の内容を共有しています。

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<2025年2月18日(火)>

【Colorful日記VOL.168】


おはようございます。
2月18日(火)。
気づけば2月も後半戦。
本当にあっという間ですね。

さて、
今日は

”出来ない”ことに
注目しすぎていない?
実は大した問題じゃないかもしれないよ

っていうお話を。

「何で社会科こんな出来ないのよ!!
 あんた将来どうするの!?」

って保護者の方から
怒られることありませんか?

先生からも懇談などで
よく言われますよね?

「本当にあなたは社会科が出来てないよね?
 なんとかしなきゃ」

社会科に限らず、
勉強に限らず、
なぜかわからないけど、
人ってなぜか
「出来ない」ことに注目しがち
です。

こんな時は
逆に聞いてやりましょう。

「そういうあなたは社会のテスト100点取れるのかよ?
 とってみろよ?」

と。

きっと、
大人の人でも無理な人がほとんどですよ。
中学校社会科の知識をずーっと持って生活している人なんて
ほとんどいません。

(逆に、そんな社会科の知識を持てているアスパラガスtは
 大人としてもこの世の中でも超レアな存在。
 こう思えるだけで自分の自己肯定感UPです)


ちょっとケンカっぽい文章になってしまいましたが、
保護者の方や先生たちの気持ちを
落ち着いて分析してみましょう。

たぶんですけど、
保護者の方たちも先生たちも

社会科が出来ていない

ことを問題にしているわけではないんですよ。

点数が低いと、
あなたたちの将来の選択肢が減ってしまうから、
なんたとかしてあげたい

これが、

点数が低い
社会科の点数を
どうにかしてやりたい

それが、

何で社会科出来ないの!!

という言い方になっているだけなんですね。

はっきり言いましょう。
中学校の社会科ができないことなんて
大した問題じゃありません。

もちろん出来るにこしたことはないけど、
出来ない大人がほとんどですよ。

でも、

自分の人生の選択肢が減ってしまうのは
大した問題です。

だって、
人生一度っきり。
人生を充実させることが
この世に生まれてきた
みんなの最優先課題です。


”出来ない”ばかりに注目しないで良いですよ。

英語が得意なのであれば、
英語にどんどん力を入れれば良い。
世界に羽ばたける確率が大幅UPです。
数学・理科が得意なのであれば
数学・理科にどんどん力を入れれば良い。
将来ノーベル科学賞、ノーベル物理学賞です。
国語が得意なのであれば、
国語にどんどん力を入れれば良い。
将来芥川賞とりましょうよ。
美術、音楽が得意なのであれば、
美術、音楽にどんどん力を入れれば良い。
マンガ家、音楽の先生、デザイナー…

夢は膨らんでいくばかりです。

もちろん
社会科にもたくさんステキなところはあるんですよ。
これは、
社会科の先生として自信を持っていいきります!!
社会科には
ビジネスのヒントが、
お金儲けのヒントが、
たくさんあります!!

でも、

社会科が出来ないことなんて
これっぽちも大きな問題じゃありません。

だから、

”出来ない”ことに
注目しすぎちゃダメですよ。
全然大した問題じゃありません。

余談ですが、
うちの中1の娘は

勉強は出来ないけど…

バク転が出来て、
水泳も少し泳げて、
ピアノも少し弾けて
ダンスも少し踊れて、
サックスも少し吹けます。

僕が出来ないこと
たくさん出来ていて
すごいなー
って思いますよ。

最後は娘を自慢して
終わりたいと思います。

では、今日も充実した1日を。

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