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【学年主任アスパラガスtの学年通信】2025/2/19(水) ”僕”は”僕”、”あなた”は”あなた”という距離感。

おはようございます。公立中学校社会科教師のアスパラガスtです。
ここでは、私が働いている中学校で毎朝発行しているオンライン通信「Colorful日記」の内容を共有しています。

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<2025年2月19日(水)>

【Colorful日記VOL.169】


おはようございます。
2月19日(水)。
寒波がきて寒いですね。
温かくして登校してくださいね。

さて、
今日は

”僕”は”僕”。”あなた”は”あなた”。
という距離感って大切だよ。

っていうお話を。

今の世の中にはSNSで情報があふれています。

〇〇ちゃんは旅行にいってる。
〇〇ちゃんは友だちと一緒にごはん食べにいってるみたい。

などなど、
友だちだったり、
推しの人だったり、
他人の情報はいくらでも入ってきますよね。

そうなると、
自分の生活がなんかむなしくなってきたり、
相手のことをねたんでしまったり、
いろいろと感情が湧いてきます。

当然です。
こんなこと言っている
僕も友だちがいつもうらやましくなります。

僕よりたくさん給料をもらって、
友だちはとっても高級な車に乗っていたり、
旅行にたくさん行っていたり、
起業して世界中を巡っていたり、

ほんと輝かしい友だちがたくさんいます。
こんな生活を見ていると、

僕なんか
○○○市で育って、
今も○○○市で仕事していて、
何にも生きる世界広げてないじゃん
って感じたりもします。

ただ、
何度も言っているように
こんな僕が幸せじゃないか
っていうと
そんなこともなくて、
毎日充実しているし、
日常の中に
いろんな幸せがあるし、
毎日充実しています。

なぜそんな風に感じれるかっていうと、

こんな時に大事な距離感っていうのがあって、

”僕”は”僕”。”あなた”は”あなた”。

一見、
相手のことに関心がないような、
冷たく感じるかもしれないこの合言葉。
とっても大事です。

この合言葉を少し詳しく説明してみますね。

SNSで見ている相手の生活って
切り取られたほんの一瞬の出来事です。

SNSでみたら、
一見海外旅行に行って
とっても充実しているように見えても、
もしかしたら、
寝坊して飛行機ギリギリだったかもしれないし、
ホテルに行ったらちゃんと予約とれていなかったかもしれないし、
旅行中に財布を落として大変だったかもしれないし、
何があったかなんて分かりませんよね。

いずれにしても、
SNSに流れているものっていうのは、
その人が幸せに感じているほんの一瞬の出来事で、
それに没入しすぎることはいけないんです。

でも、そのSNSを
そんな一瞬のことわざわざ外に出してアピールするなよ
と否定してはいけません。
だって、
それは相手の人にとって
かけがえなのない幸せな時間だった
んですから。
それをけなす権利なんて自分にありません。


こうやって考えていくと、

僕には僕にしか感じることができない幸せがあるし、
あなたにはあなたにしか感じることができない幸せがある。

逆もしかりで、
華々しく見えている友だちの生活も
きっとたくさんの苦労もあるんです。

僕には僕にしか感じることができない苦労があって、
あなたにはあなたにしか感じることができない苦労があるんです。

僕は
友だちの幸せそうなSNSを見て
こう感じるようにしています。

とっても幸せそうに生活していて素敵だな
きっと苦労もたくさんあるんだろうね。
これからも応援するよ。

でも”僕”は”僕”、”あなた”は”あなた”だから。

この距離感だと
相手のことをねたむこともなく
しっかりと尊重して
自分の生活に目を向けられます。

全然冷たい合言葉ではないでしょ!?

だから、

”僕”は”僕”。”あなた”は”あなた”。
という距離感って大切だよ。

っていうお話でした。

何かの参考になれば。
では、今日も充実した1日を。

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