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フリーランス・デザイナー

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【才能に頼らない仕事術】 人見知りデザイナーの持続可能なフリーランス戦略

※この記事は途中まで無料でお読みいただけます。 突然ですが、皆さんはフリーランスにどんなイメージを持っていますか? 組織で働くビジネスパーソンからは、自信満々で精神的にタフそうなイメージを持たれているかもしれません。なんの後ろ盾もないまま世の中を渡り歩く才気あふれた人物。そんな風に美化している方もいるかもしれません。 でも実は、そうでもないんです。少なくとも僕の場合はそこから遠い地点、ほとんど真逆と言える地点からキャリアをスタートさせました。技術的な才能は人並み。しかも

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上司の「機嫌良くやってるか?」という問いかけが教えてくれたこと

部署初めての新卒採用入社で「失敗だらけ」の日々デザインの世界に足を踏み入れた当初、僕はまさに「ど素人」そのものでした。ベテランばかりの中、僕は初の新卒採用として入社し、右も左も分からないまま仕事に取り組んでいました。当然、失敗も山のようにしてきました。アホみたいに間違えたり、勘違いして大きなミスをしたり。でも、面白いことに、あまり叱られた記憶はありませんでした。多分、僕が失敗することも「折り込み済み」だったんでしょう。 「機嫌良くやってるか?」という謎の問い 僕がPCにか

デザイナーだっていろんなかたちがあっていい

ベーカリーから考える「あり方」の多様性デザイナーとして仕事をしていると、「デザインの正解」や「理想のデザイナー像」みたいな話が出ることがあります。でも、そんな話を聞くたびに思うんです。デザイナーのあり方って、ベーカリーと同じで一つの型にはまらなくていいんじゃないかと。 例えば、ベーカリーと言っても、地元の人に愛される、気軽に立ち寄れるワンコインのパン屋さんもあれば、高級レストランにパンを提供するお店もある。それぞれのスタイルがあるし、どちらも立派なベーカリー。どちらが上とか

相談前にデザインの予算感を知りたい理由

相談の場で感じるちょっとしたモヤモヤデザインの仕事をしていると、友達からも「ちょっと相談したいことがあるんだけど…」と声をかけられることがあります。もちろん、僕も話を聞くのは好きだし、役に立ちたいとも思う。でも、どうしても思ってしまうことがあります。「ざっくりでいいから、最初に予算感を教えてくれたらなぁ…」と。 話を進めていると、あれこれと希望が出てきて、「これを全部実現するには、少なくとも〇〇万円はかかるな」と、頭の中で計算してしまいます。けれど、最後まで話を聞いて、こち

デザインの仕事を続けるために大切にしていること

僕がデザインを続けられている理由「心身の健康を保ちながら、デザインの仕事を続けていきたいなぁ」と、最近よく思います。デザインは好きだし、やりがいもある。でも、好きなことを続けるって、思った以上に難しいんですよね。特にフリーランスだと、自分でルールを決めないとどこまでも仕事が膨らんでしまうことがあります。 お客様のため、自分のための「ルール作り」 お客様にとっても僕にとっても、ある程度のルールが必要だと思っています。例えば、対応可能な時間や、デザインの修正回数に制限を設ける

こんな時代だからこそ、Webサイト作ろう!

先日のAdobe MAXで目の当たりにした最新技術の数々。AIがもたらす驚異的な進歩に期待が溢れる一方、専業デザイナーとしての将来に不安を感じずにはいられませんでした。この進化が、必ずしも専業デザイナーという仕事の終わりを意味するものではないと思います。加速する技術進化の中で、新たな可能性への扉が開かれるかもしれません。 とはいえ、AIが急速に発展する時代は、新しいことを学ぶのに強いモチベーションがいりそうです。「自分が必死に獲得した技術が、ある日を境にAIに塗り替えられて

フリーランスデザイナーの奮闘記〜自転車営業の日々

ふと、かつて大阪の街を自転車で駆け回り、ライブハウスやカフェにフライヤーを置かせてもらっていた時期を思い出しました。当時の僕は、フリーランスのデザイナーとして必死に仕事を探していたのです。 今にして思えば、その方法が効果的だったかどうかは疑問です。でも、そんなことを悩んでいる場合ではありませんでした。とにかく行動あるのみ。正解が分からないなら、何でもやってみるしかない。そんな思いで、自転車に乗り、街中を走り回っていたのでした。 非効率で泥臭い営業活動朝早くから自転車に跨が

受けるだけが仕事じゃない、断るという選択肢の大切さ。

仕事を断ることは、仕事人・デザイナーにとって必須のスキルです。特にフリーランスのデザイナーや、フリーに近いワークスタイルで働いている人、クリエイティブな職業に携わる人にとって、自分の限界を知り、適切に対処する能力は仕事を続ける上で不可欠。今回は、自分が仕事を断る時の判断基準やそう考える根拠について書きたいと思います。 自分のキャパシティを知るキャパを超えている、超えかけているな…と感じたら、僕はとにかく断ります。 キャパを超えかけている状態というのは、例えば「んー…頑張っ

フリーランスと会社員、それぞれの働き方が持つ「安心感」の本質

働き方の選択肢が多様化する現代社会。会社員として組織に属するか、フリーランスとして独立するか、悩む方も少なくないと思います。両者の違いは様々ありますが、今回は「安心感」という観点から、それぞれの特徴を掘り下げてみたいと思います。 会社員の「安心感」とは会社員の最大の特徴は、ある程度の収入が保証されているという点です。例えば、月給20万円の会社員を考えてみましょう。仮に会社の存続が5年間保証されているとすれば、単純計算で1200万円の収入がほぼ “約束” されていることになり

無償で追加提案を求められた時の、プロの対応術

当初の打ち合わせでは1案で話が進んでいたのに、いざ制作に入ってから「(価格はそのままで)2〜3案ほど作ってもらえませんか?」なんて言われる。こういう経験、一度や二度はあるんじゃないでしょうか。 正直、こんな要求を受けると、ついイラッとしてしまいがちです。でも、ちょっと待ってください。そんな反応は、プロとしていかがなものでしょうか。今回は、こういった状況にどう対応すべきか、一緒に考えてみたいと思います。 感情的にならないまず大切なのは、感情的にならないこと。確かに、突然の追

フリーランスの資金運用 – お金を育てる経営者としての視点

フリーランスとして働く僕たちは、ともすれば「個人事業主」という立場を忘れがちです。実際のところ、フリーランスも一人の経営者です。そして、経営者である以上、資金の運用について真剣に考える必要があります。 経営者としてのフリーランスまず、フリーランスが経営者であるという認識を持つことが重要です。会社員とは異なり、フリーランスには固定給がありません。収入は自らの努力と運用次第で大きく変動します。つまり、常に「ビジネス」として自分の仕事を捉える必要があるのです。 この視点に立つと

適正な評価を守るための「約束」と契約の話

デザイナーにとって、無茶な値下げ交渉や見積もり時のトラブルは悲しいことに「あるある」です。おそらく、デザイナーとクライアントの数だけエピソードが存在することでしょう。今回は、僕が実際に過去に経験した値下げ交渉と、どのように対処をしたのか、について話したいと思います。 たくさん依頼するから値下げして昔、「毎月〇〇件の依頼をするから、安くしてほしい」という提案を、クライアントからいただいたことがあります。一見すると安定した仕事の確保を約束するものであり、デザイナーにとっても魅力

自分で考えて行動する力と、セミナーやサロンの活用法

学びの場・交流の場として多くの人々に利用されているセミナーやサロン。これらの場は「どのように活用するか」が重要であり、その使い方次第で得られる成果は大きく変わると思っています。 セミナーやサロンに参加する前に理解したいことセミナーやサロンに参加するのは、コネクション作りや自身の成長のために有用だと思いますが、飛び込む前に理解しておきたいことがあります。 ・自分で考えてやってみることが重要 学びのプロセスにおいて、自ら考え、試行錯誤することは不可欠です。自分で考えて行動す

デスクからでも世界は広がる!焦らず本当に大事な繋がりを見つけよう。

クリエイティブな仕事は繋がりが何より重要!という意見もあるかもしれません。でも僕は、無理をしてまで繋がりを作る必要はないと思っています。 無理に作った繋がりは仕事にもスキルアップにも結びつきにくく、繋がりを維持するだけで疲れてしまうことも。必要なコネクションを見極めるのも手腕の一つです。 結論:無理して繋がらなくてもいい繰り返しになりますが、現代のクリエイターにとって、人との繋がりは重要ですが、無理に今すぐ繋がろうとする必要はありません。自分が今、本当に大事にしたい取り組