「鳥羽こどもまつり」で鳥羽高生が活躍!世代を超えたつながりと地域共生の未来へ
2040年には人口が1万人に減ることを想定し「1万人が幸せに暮らせるまち」を目指している三重県鳥羽市。
誰もが地域の⼀員として役割を担い、 人と人のつながりのある温かな暮らしの実現を目指す「地域のつながりづくり推進事業」の一環として、8月24日、鳥羽マリンターミナルにて「鳥羽こどもまつり」を初開催しました。
交流イベントの運営役を担ってくれたのは、地元・鳥羽高校の学生たち。はじめての挑戦です。乳幼児や小学生の親子にとっては普段なかなか接する機会のない高校生の”おにいさん・おねえさん”。世代を超えた交流は、保護者にも子どもたちにも大好評でした!
「鳥羽こどもまつり」の幕開けを飾ってくれたのは、以前、習い事体験の協働でつながりができた地元の太鼓チーム「志州飛島太鼓」!迫力満点の演舞で、会場は一気に活気に満ちあふれました。
夏休みの子どもたちは、手形やバスボムづくりなどの参加・体験型ワークショップ、スーパーボールすくいや光るおもちゃが当たるくじなどの縁日を楽しみに来場!
そのブースを運営する、鳥羽高校の学生ボランティアたち。制服姿で、来場した親子たちと積極的にコミュニケーションをとり、楽しく交流を図ってくれました!
参加者アンケートでは「高校生のお兄さんお姉さんがとてもノリが良くて楽しかったです♪」「高校のお兄ちゃんたちが優しく教えてくれた」とのエピソードが続々と寄せられました。
鳥羽マリンターミナルの会場内では「もりのどうぶつかくれんぼ」も開催。
「くまさんはどこ?」「ふくろうはどこ?」と会話が生まれるキッカケに。
「背中に貼ったらもっと面白いんじゃない?」という学生さんならではのアイデアで、かくれんぼが動的に!「おまけの”きのこ”が見つからないよ~!」と大盛り上がりしました。
また、地元の事業者によるブース出店では、美味しい食べ物が並びました。
白砂糖・小麦粉・卵・乳製品製品不使用の身体に優しい商品も扱っている、玉城町Little Happinessさんのグラノーラが鳥羽で買えたり、『滑らかすぎる蒸しようかん』が人気の、伊勢の和菓子工房ひが庵さんこだわりの無添加和菓子が買えたり。
安楽島の隠れ家カフェCiaoさん作成協力の「鳥羽校章クッキー」も、鳥羽高校の取り組みとして販売されました。
地域の味を楽しみながら、多くの方々が笑顔で過ごした鳥羽こどもまつり。地域の⼀員として役割を担う機会や、 人と人のつながり・交流につながる貴重な機会となりました。こうしたご縁を、今度は、地元の共助コミュニティ「マイコミュアプリ」を活用し、地域情報の共有や、モノ・暮らし・子育ての頼りあい(シェアリング)につなげていきます。
鳥羽は、4つの有人離島を包含する特異な都市形態のまち。日本で一番海女の多いまちでもあり、海洋資源も豊富で、鳥羽水族館をはじめ多くの観光客が訪れます。
一方、人口減少が大きな課題であり、2040年には人口が約1万人になると予想されています。
人口が1万人になったとしても幸せに暮らせるよう、新たな工夫で「より稼ぐ」、「もっとつながっている」、人口に見合った規模で「社会資源を活用する」、鳥羽市独自の地域共生社会の実現に向けた取り組みをしています。
「鳥羽こどもまつり」も単なる賑やかしのイベントにとどまらず、人と人がつながり、暮らしや子育てを頼りあえる関係性を築くための重要な取り組みの一環です。私たちが目指すのは、こうした地域の共助の輪がさらに広がり、誰もが安心して暮らせるコミュニティをリアルな交流イベントとオンラインアプリの両軸でつくることです。
鳥羽こどもまつりをキッカケに、安楽島の隠れ家カフェCiaoさんは「鳥羽市地域のつながりづくり」を応援する地域パートナーになりました。
交流イベント運営を地元の学生に頼むのは、私たちAsMamaとしても初めての挑戦でしたが、結果的に大成功!「鳥羽こどもまつり」を機に、関わってくださった地域の方へ発行するボランティア証明書制度も導入しました。
学生と地域の方との交流を一緒につくってくださった鳥羽高校の先生からも、熱いメッセージをいただいてます。(広報とば10月号でも紹介)
人と人をつなげるハブ役となったり、情報の発信役となったり、交流イベントを企画したり、地域の方の暮らしや子育てをダイレクトにサポートしたり、空いている時間で得意や経験をいかしてできる地域活動の認定資格シェア・コンシェルジュも募集中です。
鳥羽市在住・在勤の個人・事業者のほか、伊勢や志摩など近隣エリアの方も大歓迎。ぜひ、あなたも共助コミュニティの一員となって、地域のつながりを広げてみませんか?
皆さんのアクションが、未来の鳥羽市を支える大きな一歩となります!