ひとり親に届いた、ハートフルファミリー「緊急物資特別サプライズBOX」byみてね基金。物だけじゃなく心も救われる
AsMamaで広報を担当する「私」は、ひとりで子どもを養っています。さいわいにも正社員としての職に就いていますが、養育費が支払われることもなく、お金や未来への不安を常に胸に抱きながら過ごす毎日。お米の残りが減ったり、子どもに「靴が小さくなった」と言われたりするたび、臨時の出費のやりくりに頭を悩ませています。
そんな中で、今日、一般社団法人ハートフルファミリーから荷物が届きました。「緊急物資特別サプライズBOXで2000世帯へエールを! byみてね基金」です。
さっそく箱を空けてみました。
麺!乾麺!高級そうめん・揖保乃糸!!
これで一食分うく・・・と考えてしまう自分が悲しいですが、それが現実。たくさん入っているグラノーラバーは、私の昼ご飯になるでしょう。1週間食べられる!
スイスの名物料理だという「ロスティ」は、じゃがいも加工品でなんと焼くだけですって。芋!炭水化物!おなかにたまるもの!!
子どもの好きなトイストーリーの文房具に、子どもが喜ぶお菓子の詰め合わせも。子どもと一緒に嬉しさを分かち合える、なんて幸せなひとときなのでしょう!
あまりの感動に興奮してしまいました。
同封されているチラシも無駄な紙ではなく。シングルマザー専門誌(手越くん、ブラザートムが載っている!今夜、子どもが寝てからじっくり読もうと思います)や、子育て中の激しい感情との折り合い方(アンガーマネジメント)のオンライン講座を通常3,000円のところ無料で受けられるご案内、そして、私たちAsMamaの「ひとりじゃないよ!子育てシェア」チラシも。イラストの活用事例や、実際の画面をキャプチャした使い方も詳しく載っています。
これまで、ひとりぼっちで社会に立ち向かうがごとく、かわいそうに見えないように、子どもに我慢をさせないようにと、孤軍奮闘の子育てをしてきました。そんなとき、AsMama代表・甲田からハートフルファミリーさんの取り組みを紹介されて、はじめて「支援」というものに申込をしましたが、正直とても迷いがありました。
コロナ禍で職を失った方や、非正規雇用の方もたくさんいることでしょう。今日の食べ物さえも口にできない方だっていると思います。
私は「支援」されていい人間なのだろうか。
私が頼らなければ、そのぶん誰かひとりが救われるのではないだろうか。
でも、ハートフルファミリーさんを私に紹介してくれた代表・甲田も、きっと迷ったと思うんです。この人は本当に「支援」を必要としているのか、もしかして「支援」を紹介したら失礼になるんじゃないか、余計なおせっかいにならないか。
私は、電車で席を譲られたときも、誰かに優しくしてもらったときも「ありがとう」と素直に向き合うことにしています。手を差し伸べたつもりが遠慮されて傷つき、次に手を差し伸べる勇気を失う気もちが分かるから。優しさや思いやりを受け止め、感謝の連鎖で次の優しさへつながる社会のほうがいい。
迷いはありながらも、おそるおそるサプライズBOXの申込をし、いざ「支援」を受けてみると、涙が出るほどにうれしく「ああ、私って実は結構、いや、かなり困っていたんだ」と実感しました。
実は、この「支援」の裏には、AsMamaの代表・甲田もかかわっています。
一昨日の夜、日付が変わるまで、誰もが気兼ねなく共助(シェア)できる社会をつくるための「あーでもない、こーでもない」を必死に必死にブレストしていた代表は、昨日の朝7:00には物流倉庫へ出かけていきました。サプライズBOX2,000箱の梱包をしに。
厳しい暑さの倉庫内で一日中、小分けされた応援物資を60名のボランティアメンバーとともに、汗びっしょりになりながら丁寧に詰め込んでいきます。
汗拭きシートをパウダールームで全部使い切るほど、全身ぐっちゃぐちゃになりながら。
AsMamaの代表・甲田はメディアの出演等だけ見るといつも綺麗な装いで、まさにベンチャー企業で成功した社長らしい。ところが、こうした泥臭い現場にも喜々として自ら赴いていきます。もちろん見学ではなく、自らも手を動かす側として。自社自慢のようですが、心から尊敬する瞬間です。
こうした裏側を知っていたからこそ、余計に、胸が熱くなりました。
宅配業者の送り状には「たくさんの応援が詰められています。大切に扱ってください。お届けお願いします」の文字が。こんなところにまでホスピタリティがあって感動です。
今は支援されている私ですが、いつかこの恩を誰かへの支援で返したい。物資以外でもできる支援が、私にもあるかもしれない。いつか誰かのために支援できる日が来たら、そのときが倍返しだぜ!!
ハートフルファミリーさんのサプライズBOXのおかげで、物も心も救われたひとり親の話でした。