戸田恵梨香｜ランコムから見る興味深いマーケティング戦略

いやー、ランコムの美容液、ジェニフィックアドバンスト凄いです！対前年比240％で伸長しているとのことで、色々考えてみました。どんな商品のキャッチコピーが世に出されているのか、毎日確認して習慣化しております。今回はランコムの美容液に注目。

これまでのランコムの美容液といえば、40代、50代がメインターゲットかつボリューム層でしたが、”戸田恵梨香”さんをミューズに起用してから、20代、30代のランコム非認知層含めて広くアプローチ、ターゲット層へ深くリーチをしております。媒体としてはSNSが中心で、YOUTUBE、FACEBOOKで動画も公開されております。

～ストーリーもかっこよく仕上がっている～

私はようやく自分の強さに気づいた。誰もが生まれ持つ”美肌菌”。これまでの日常。私はこれまで以上に強くありたい。強さみなぎる輝き溢れる肌へ。いま、私はジェネフィックとスタートする

ランコムがこれまで蓄積してきた”女性の強さ”そして”美しさ”はもちろんのこと、革新性や科学、サイエンティフィックとでもいうのか、シャネル、ディオールにはない高級感の醸成にも成功している。

広告を見ても一目瞭然。技術の革新性、無限の可能性を感じる表現技法は流石の一言

　そしてまた面白いのは・・・

ミューズの”戸田恵梨香”はSNSやWEB上でのキャンペーンや動画で若年層の認知興味の刈り取りの役割を果たしていること。百貨店の店頭やランコム公式HPには一切”戸田恵梨香”は登場してこない

しっかりと20代、30代の若年層を刈り取りながらも、ブランドの高級感は損なうことなく、顧客層の幅の増加とブランドエクイティの強化を並行して行っていることが見てわかる。これからも広告含めて注目していきたいブランドの1つだ。

#習慣にしていること