#PS2021
大林宣彦のイリュージョン(映画『青春デンデケデケデケ』レビュー)
私は高校生の頃、軽音楽部だった。今思えば、激しく勘違いをしていた時期で我ながら笑える。なにを勘違いしていたかと言えば、皆が経験していることだとは思うが、どう低く見積もっても、自分は格好良いという自己評価が、世間の人の評価の100倍位あった気がする。バンドをやろうなんて人間は、自己顕示欲が強く、マトモじゃないことは言わずもがなだが、思い返すと恥ずかしい思い出ばかりだ。まさに現実を直視せず、夢の中を生
もっとみる歯ごたえありすぎたーー書評『人工知能が「生命」になるとき』三宅洋一郎
私がこの本を読もうと思ったきっかけは、株だ。去年の11月、株取引の口座を作り、僅かだがお金も入れた。だがいまだに一度も取引していない。なぜなら、何を買って良いか分からないからだ。どれも上がりそうな気がするし、どれも下がりそうな気がして買えないのだ。
そこで私は(誰もが考えることだと思うが)、この先IT革命のような世の中に圧倒的な変化をもたらすものは何だろうかと考えた。
やっぱAIでしょ。
と