シリーズCのVertical SaaSからシリーズAのVertical SaaSへの転職を決めた理由。
こんにちは!
アセンド株式会社でマーケティング全般に従事している、長塚です。ELLEGARDENが大好きです。
今回は入社エントリーとして、「Vertical SaaSからVertical SaaSへの転職を決めた理由」についてお話をさせていただければと思います。
目次
「Vertical SaaSってそもそも何?」
とある転職サイトにわかりやすい定義が載っていたので、引用させていただきますね!
“Vertical SaaSとは業界・業種に特化したSaaSのことで、業界特有の問題解決を可能にすることを得意としています。
Verticalは「垂直」を意味しており、ある業界・業種にとって使いやすくなるよう、機能や使用感を深掘りしていく「垂直方向のSaaS」として、バーティカルSaaSと呼ばれています。”(ギークリーメディア)
とのこと、特定の業界や業種に特化したサービスを提供する企業群というイメージです。
特に今、注目されている「Vertical SaaS」は、業界が抱えているペインを、業界に深く入り込んで解決しにいくようなプロダクトを開発し、広めようとしている企業が多いです。
「Vertical SaaSからVertical SaaSに何で転職したの?」
「Vertical SaaS企業」に入ろうと私が考えたのは、「社会問題をビジネスで解決したい」と想ったからです。これまでのキャリアでは、医療ドメインにいたので、医療の課題をビジネスで解くということに興味を持っていました。前職から本格的にVertical SaaS×医療ドメイン(薬局向けサービスを展開するスタートアップ)に身を置き、幸運なことにビジネスの急拡大を経験し、Vertical SaaSならではの「業界に特化した課題解決」を肌で感じることができました。一方で、1つのVertical SaaS企業にいると、業界知識が深くなる一方、マーケティング手法に再現性があるのか?他業界のVertical SaaSで今までと違ったやり方があるのか知りたいなど、自分の力を試してみたくなってみたくなった、という気持ちもありました。なにより、この経験を他の領域や社会問題でも役に立たせることができないかな?と思っていました。
そこで、自身が興味のある社会問題を色々調べていくうちに、「物流」というキーワードにピンとくるものがありました。そんなタイミングでときにアセンドから連絡をもらったこともあり、薬局業界から物流業界へ、Vertical SaaSからVertical SaaSに転職する運びになりました。
「なんでアセンドにしたの?」
正直、前職は色々なことを経験させていただいたし、シリーズCを超えて、事業の急成長も体験させてもらいました。人間関係も良好で、とても居心地がよかったのです。だから、転職する気なんて毛頭ありませんでした。
ただアセンドのみなさんと会話するなかで、物流業界のペインの深さとそれに反比例して、日常に当たり前にある「物流」を扱う、アセンドのような「物流スタートアップ」には、他ドメインのスタートアップのように採用の母集団も少なく、人材が入りづらい構造であることを理解しました。だからこそ、まだ事業がどうなるかわからないシリーズAというタイミングで飛び込んで、当事者としてこの課題を解いてみたい!……という気持ちが湧き上がってきました。
何よりも、代表の日下さんのインパクトは強烈で、非常に情熱的にロジカルにお話する姿を拝見し、以前の会社にいた代表よりも有名にしたい!(少なくとも同じくらい有名にしたい)という感情が芽生え、自身の魂に静かに火をつけられたこともあって、入社を決意しました。
「ぶっちゃけ、アセンドってどうなの?」
シリーズCからシリーズAのVertical SaaSに転職するので、あらゆるカオスを想像していたのですが、入社して3か月のわたしは、とても落ち着いてオンボーディングや各種施策に取り組んでいます。アセンドのメンバーは、穏やかな性格の方が多く、コミュニケーションも活発で、業界や施策に対する自身の考え方をしっかり持っている方が多いと理解しています。
また、一見穏やかにみえるようで、それぞれが「この業界を変えるんだ」という情熱と熱狂がアセンドにはあると感じています。熱狂の中で仕事をしてみたい、熱狂を一緒にさらに盛り上げたい!という方には非常によい環境だと思います。
一方、まだまだ物流業界に対しても、スタートアップに転職を考える人にとっても、アセンドのことを知らない方も多く、もっと発信をしていってもいいよね!というところがあるのがもったいないところ。なので、この辺りはいい方向にもっていくべく色々画策しています。
https://career.ascendlogi.co.jp/
シリーズCからAへの転職って、後ろ向きなの?
前職はシリーズBのタイミングで入社し、シリーズCまでご一緒させていただきました。その中で、組織も色々変わってきて、さまざまな景色を見させていただきました。上場が見えてきている中、あえてシリーズAに転職することに当初は、「キャリアが下がってしまうのではないかという」気持ちもありました。
ただ、冷静に考えると「自身のキャリア」よりも「社会問題にしっかりアプローチできる環境」に身を置いていることが自分にとっては重要だなと考えることができるようになり、そう考えると、「キャリア」という正確には把握できない言葉に振り回されるのはちょっと違うなと思うようになりました。40代を迎えて、仕事できるのも長くてもあと20年くらいだと思いますし、やりたいと思ったことをしっかりやっていく、そっちの方が後悔しない生き方だなって思います。
綺麗ごとだけでないところだと、シリーズCに比べ、シリーズAの会社はカオスです。制度も整っていないし、入社前に想像したり聴いていた環境がガラッと変わることだってあるかもしれない。次シリーズまで生き抜くことだって当たり前じゃないし、「スタートアップは基本無理ゲー」(前職CEO談)です。ただ、投資家との距離感も近いし、経営陣とも毎日のように話しているし、普段顔を合わせない・知らない経営者に物事を決められるよりはよっぽどいい。キャリアという見えない言葉をどのように自身の中で解釈するか、それ次第でどのステージに転職しても割といいんじゃないかなと思います。
最後に、ちょっとした夢のはなし。
アセンドには、会社の考えや人に惹かれ、入社しましたが、ミッション以外にも密かな目標があります。それは「○○マフィア」として、スタートアップ界隈で前職の名前を轟かせることと、複数業界でのB to B 向けのVertical SaaSマーケでの先駆者となることです。どちらも実現できる環境に今いると思うので、この環境を楽しんでいきたいなと思います。
”それにしても。何をもってして幸せかなんてほんとにわかんないもんだね。このモーレツにもがき抜く瞬間こそが、人生であと何度味わえるかわかんない最大のご馳走だな、って本気で思うもん。(引用:細美武士)”
https://renote.net/articles/10018