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読書感想⑧ 「その日暮らし」の人類学〜もう一つの資本主義経済〜

もう10月も終わり、そろそろ紅葉のシーズンですね🍁

普段は実務に関する本しかあまり読まないのですが、たまたまネットで話題になっていたので、ポチッと購入したのが、小川さやかさんの本。

文化人類学には、ほとんど興味はなかったのですが💦、以前書いた読書感想「なぜ働いていると本が読めなくなるのか?」にもあった、まさに偶然の出会い!のノイズの本です。

筆者である文化人類学者の小川さやかさんが、タンザニアでのフィールドワークを通じての考察を経済学の視点も加えて論じられている本です。

文中に何度も出てくる、〜Living for Today〜、を実践するタンザニアの逞しい生き方や知恵と工夫には、「明日、未来の平和のために、今日から準備しておかないと…!」と幼少期の時から教育を受ける日本の考え方とはまた異なっていて、大変興味深い内容でした。

キャリアにおいても、いくら準備していてもどうにもならない転機や偶然の出来事はありますし、むしろそれらがある、と思って、都度しなやかに対処するスキルが、今後は益々必要なんだろうな、とも考えさせられました。


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井上 香織(kaori inoue)
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