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あさのしずく
2020年6月1日 17:26
気が向いたときに短歌を作っています。三十一文字で、というルールしか知りません。日々のちょっとした瞬間を、ギュッとつかまえて小ビンの中に閉じ込める、そんな気持ちで作っています。寒いねと息子が肩をふるわせる夫不在の食卓につきておかあさん僕産んだとき痛かった?あいたたたたと言うくらいには再テスト残され帰る道すがら塾友と熱き友情はぐくむポンポンと母の頭に触れる子よ嬉しそうに誇らしそうに
2020年6月7日 23:39
どういうわけか、短歌がどんどん湧き出てくるタイミングというのがあります。ひとつ出来た喜びが、次の短歌を呼び込む。そんな気がしています。人力車いかがですかと声かけらる観光客の顔して歩きやわらかな日射しに抱かれゆっくりとバラの向こうの洋館眺むワセリンを指に何度もおかわりして今年の冬の到来を知る新鮮な空気を吸って右往左往 持ち上げた鉢の下の住人つやつやと光る口角上げてみるどこにも出か