絶対忘れない、11日の命。生まれたばかりの赤ちゃん
妹のところにやってきた赤ちゃん。
ついこの前、
生まれたばっかでさ。
お腹の中にいる頃から
心臓に穴が開いてるって
知らされてた。
集中治療室NICUに入院続けるも、
自力で生きてた。
その子が、
短すぎる命をとじたんだ。
11日。
信じられない。
信じたくない。
ウソだと言ってくれたら
どれだけほっとするか…。
可能性信じて
みんなで応援してた。
けどね。
みんながみんな、
順調に生きられるわけじゃ・・・
ないんだよ。
酷だけど。
悔しいけど。
その日も
病院に通って、
おっぱいあげたり…
沐浴したり…
赤ちゃんとのふれあいをして
家に帰ってきた。
が、
夕刻に事態急変。
負荷がかかって、
心臓が大きくなって…
病院から
呼び出されたときには、
心臓マッサージされてた。
30分で蘇生しなかったら・・・
と、告げられた。
お腹のなかで
ずーっと一緒に生きてきた命が、
やっと対面できたと思った命が、
さっきまで普通だったのに。
いや、
普通なんてないのかな。
当たり前じゃないんだよね。
生きてるってさ。
赤ちゃんにとっては、
1日、1日が
当たり前じゃなかった。
生きるんだ、生きるんだって
ひたすらに
授かった命を
めいっぱい生きたんだと
思わずにはいられない。
1日、1日は
当たり前なんかじゃないんだよ。
お母さんのお腹の中から
生まれてきて、わずか11日。
儚すぎる。
生まれてきてくれた
喜びをかみしめている真っ只中で。
最期は穏やかな顔をしてた、ってさ。
愛されてるのが伝わっていたから
11日も生きてくれたんだ。
とも思える。
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