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銀座で、おいしい山形

先日、誕生日を迎えました。
せっかくなのでどこかで美味しいものを食べてお祝いしようと、妻が予約を取ったのが、銀座一丁目にあるヤマガタサンダンデロだった。
実は来月に山形の鶴岡への旅行を予定しているので、このタイミングでサンダンデロとは。前哨戦、盛り上がっていきましょうという感じ。

鶴岡行きは今回が二度目。前回は2020年の9月で、念願だったアルケッチャーノでの食事や、宿泊したスイデンテラス、そして様々なぶどうがこれでもかと並べられていた道の駅や、地元の食材をふんだんに使った農家レストランなど、楽しい思い出しかなく、絶対にまた行きたい!と思っていたのだった。その旅行が近づいたタイミングで、ヤマガタサンダンデロで誕生祝い。もう、期待しかない!

わくわくの始まり
奥田シェフオリジナルのノンアルコールワイン「フィーノ」で乾杯
最初にきたのは平目とキャビアの冷たいカッペリーニ。「素材の味をシンプルに」って、すごい。


次に出てきた、「山形の恵み×3」。

お皿が二枚重ねられています。

左から、庄内浜のイカをケッパーとオリーブオイルで合わせた、シンプルなサラダ風。中央が自家製のシューに舟形マッシュルームのペーストを詰めたもの。それから庄内浜のサザエを、苦みあるその肝とジェノベーゼで焼いたもの。どれも美味しい。
そしてこのプレート。なぜか二枚のお皿が重ねてあるのですが、下の白いプレートに凹凸があって、これが出羽三山を表していると。それを眺めながらいただく山形の恵み、ということだそうで。ここに反応する僕。出羽三山…!羽黒山、あの杉並木、あの石段…!こうした記憶もまた、料理の味を深めてくれるものなのかもしれない。

羽黒山の石段。2446段。きつかったけど、気持ちよかった。


庄内浜の天然岩牡蠣のリゾット。お米ははえぬき。クレソンの苦みがいい感じ。

コリンキーのマリネが出てきた。と思ったら、下にはのどぐろのコンフィ。のどぐろの脂とオレンジの爽やかな香りが良いバランス。こんな風に食べるの初めてだな。
コリンキーは確か、スカイツリーにソラシド(奥田シェフプロデュースのイタリアンレストラン)ができて、最初にお昼に行ったら、サラダバーがあって野菜の種類が結構あったんだけど、コリンキーもあったのを覚えてる。塩とオリーブオイルが何種類もあって味を自由に作れるのがとても印象的だった。ということを思い出したので写真を探してみたら、出てきた。しかも撮影は2013年の8月27日って、僕の誕生日じゃないか。

ソラシドのサラダバーからチョイスしたお野菜いろいろ。右上にコリンキーがあるね。

さて、ここから再びサンダンデロの写真です。
続いては「夏の海の香り」。
説明に「笑貝」とあって何かな?って思ったけどこれ多分「イガイ」じゃないかなあ、と妻。とても良い出汁が出るそうで、それと海藻と、民田なす。これは庄内地方に古くから伝わるナスだそう。これはもう本当に海の香り満点のスープ。

ナスの品種っていったい何種類あるんだろう
庄内浜のワタリガニのパスタ。フレッシュなパクチーもりもり!
子羊のロースト。だだちゃ豆のさやを食べて育つ羊。そうめんかぼちゃと。
最後の料理は米沢牛のグリル。下には山形産のナス「ローザ・ビアンカ」。そして上にもナスの皮を揚げたものが。


食後のデザートプレートは、奥田シェフオリジナルのノンアルコールワイン「フィーノ」を使ったパウンドケーキ。エディブルフラワーと可愛らしい文字で華やか。ありがとうございました。

かわいらしい文字で書かれた僕の名前
こちらはコースのデザート。ココナッツ風味に仕上げたクレームブリュレに、爽やかなベルガモット風味のエスプーマ。オリジナルの里芋ココナッツジェラートと。

食後のお茶菓子もいただいて、お腹いっぱい。鶴岡に行ったときのことを思い出したりしながらの、とても楽しい食事でした。堪能した!54歳になりましたが、まだまだ頑張るぞ!

ヤマガタサンダンデロでの、僕の足。大好きなトリッカーズ。

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