鶴岡で朝食を
僕はモーニングが好きだ。
近所の喫茶店で食べるモーニング、そして旅先で味わうモーニング。
旅の前になんとなく情報を集めていると、気になるベーカリーカフェを発見。お店の名前は「EN/ME」。ここで朝ごはん食べたい!と思ってしまった僕は、そのために出発時間を早めることにした。フライトはANA393、羽田を7:15に出発して、庄内に着くのが8:15。完璧だね。
レンタカーを走らせ、鶴岡の市街地から5分くらいかな。住宅街の小さな路地を入る。本当にこの先にあるのか?と少々不安になりつつ、ゆっくりと進んでいくと、お洒落な白い建物が現れた。
店内に入ると目の前に焼き立てのパンが並んでいて、その美味しそうなにおいを深く吸い込むようにしながら、奥へと進んでいくと、開放感のあるイートインスペースが広がっていた。
大きなロングテーブル、ラウンドのテーブル、カウンター席、ベンチ、それから奥のスペースには小上がりもあって、どこにしようか、どこでも楽しめそう、一瞬迷いつつも、大きなロングテーブルのほぼ中央に席を取った。
さて、モーニング。
イートインメニューは、モーニング・ランチ・カフェタイムと時間帯によって分かれていて、朝のメニューはというと、
自家製カンパーニュとバターまたはEXVオリーブオイル
自家製食パンとラムレーズンバター
アボカドトースト
ピザトースト
自家製グラノーラ
オムレツ サラダとカンパーニュ付き
確かこんな感じで、自家製カンパーニュとバター、自家製食パンとラムレーズンバターというシンプルなメニューとそこに含まれる「バター」というキラーワードに心奪われつつ、腹ペコだった僕はピザトーストを注文した。
厚切りの食パンに自家製トマトソース、サラミとピーマン、チーズがのっている、これぞピザトースト!クラシック!といったビジュアル。パンが美味しいのはもちろん、このチーズが実に深みのある味わい。何種類か混ざっているのかな?(聞けば良かった)そしてこの、はじっこのちょっと焦げたところもね。うまい。
コーヒーは中深煎りのEN/MEオリジナルブレンドと、浅煎りのシングルオリジンの二通りあって、僕は後者を頼んだ。豆は何か聞いてみると、この日はエルサルバドル。
ちなみに、オリジナルブレンドは酒田と鶴岡にお店がある珈琲島によるもの、浅煎りの豆は新潟市のdAb COFFEE STOREのものだそう。
妻はアボカドトーストを注文。厚めにスライスしたカンパーニュにたっぷりのクリームチーズと、薄くスライスされたアボカドがびっしりと並べられ、ナッツやスパイス、そしてオリーブオイル。キャロットラペがいい仕事をしている。いやぁお洒落だね。流石、鶴岡!
正面にキッチンが見えて、いい感じ。
居心地が良くてすっかり寛いでしまった。近くに住んでいたら毎日来てしまいそう。
今回はモーニングが目的だったけど、お昼のメニューには野菜たっぷりのワンプレートや僕の大好きなハンバーガーなんかもあるみたいだから、次はランチ!と心に誓ったのだった。
それにしてもどれもこれも美味しそうでこれはもう立ち去り難い、食べたばっかりなのにもうまた食べたい!と思ってしまった僕は、二泊三日の最終日に再度EN/MEに立ち寄って、数種類のパンやカヌレ、キャロットケーキ、クッキーにラスクなど買いました。会計をしてくれた店員さんが僕らのことを覚えていてくれて、ちょっと嬉しかったな。アディオス!!