養老孟司さんの語り : アートとはなにか。表現とはなにか。それは、筋肉の動きのことだ。
話す。書く。視る。聴く。踊る。叩く。
人間の出力はすべて筋肉の動きであると
養老孟司さんの語りを聴いて
そのことをものすごく反芻している
------------
他の人間の皮膚を移植できないように
身体ほど、他を受け入れないものはない
これほど、他と違うものを持っていてなぜ
それ以上に「個性」を求める必要があるのか
.
人間の表現にとって大事なことは
「他者と共有できる」ということである
静かな講演会で、ひとりだけ大笑いしていたら
そのひとは即、きっと病院に送られる
精神病棟に行けば、アートにいくらでも出会える
(養老孟司さんは解剖学者)
例えば、排泄物で絵を描く人などもいる
あれはまぎれもなくアートだ
ただし他者と共有できないということ
------------
この身体が、私を私たらしめている。
そんなことは考えたことがなかった
細胞は毎日入れ替わっている
10年前と今とでおそらく
細胞レベルでいえば別人だ
「私は私である」という
あたかも「私」という固定されたものが
存在しているかのような意識が
いかに、毎日変わる私という実体と
乖離しているのか
そんなことは、考えたことがなかった
私の表現ってなんだ?という問いは
どのようにこの身体を動かすのか?
ということだし
私は何者なのか?という問いは
どのような身体なのか?ということ
そんな視点は、初めて持ったような気がする
内的世界に重点がありすぎて
身体感覚があやふやな自分ですが
ちょっと比重がかわってくるかもしれない
ここにある、この身体を、どう生きるのか。
アートってきっと、絶え間ないその問いと共に
生き続けるということなのかもしれない。
.
明日も良い日でありますよーに◎
#養老孟司 #アート #表現 #筋肉 #話す #書く #視る #聴く #踊る #叩く #身体 #細胞 #内的世界 #身体感覚 #視点転換 #視点 #心の作り方 #心の在り方 #モノクロ #ポートレイト #私 #monochrome #portrait #zenfone5z