夏の読書2023−16 吉村昭・歴史を記録する
吉村昭『歴史を記録する』河出書房新社、2007年。
おはようございます。雨が降ったり止んだり、曇り空。涼しくなってきた今朝です。
今日も、書くこと、読むことの習慣がつきますように。
歴史小説のなかで、吉村昭さんの作品がとても好きだ。新潮文庫は、ほとんど持っている。
本書は、吉村さんと歴史の専門家との対談集である。
吉村さんは史料を徹底的に調べて、現地に何度も足を運ぶというスタンスである(『史実を歩く』)。
確かに、他の小説に比べて、地味で淡々とした表現ではある。
記録文学、歴史記録という要素が強い。その作成秘話がわかる本書である。
吉村さんの戦争体験が、文学の背景にある(『東京の戦争』)。
私の出会いは、親友から紹介された 吉村昭『冷たい夏、熱い夏』新潮文庫、1990年。
大学1年の私にとって、忘れない作品となった。ぜひ読んでください。
『吉村昭歴史小説集成〈1〉桜田門外ノ変・生麦事件 』
https://amzn.asia/d/6fF48y1
『ふぉん・しいほるとの娘』
『冷たい夏、熱い夏』
『破獄』
『天狗争乱』
『戦艦武蔵』
『羆嵐』
『桜田門外ノ変』