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新規事業の立案数は40超え|変革にもがいたスタートアップの2023年のふり返り

株式会社Lis、代表の浅井です。
2023年も関係各所の皆様に大変お世話になり、心より感謝申し上げます。

表題にあるように今年はかなり変化の大きい年でした。同じように事業の転換や新規事業の立ち上げなどで悩みを抱える経営者の方々も多くいらっしゃると思います。

今回は、1年間で新規事業を40以上立案し5つの事業を立ち上げた私が、今年1年の総括を簡単にまとめたいと思います!

同世代の経営者の方や、同じような局面に立つビジネスパーソンの方々に読んでいただければ幸いです。

■浅井央(29歳)
株式会社Lis 代表取締役社長
立教大学を卒業後、大手IT広告代理店に入社。その後外資系金融機関(プルデンシャル生命保険株式会社)で営業力を磨き、25歳で起業。法人の営業支援事業を立ち上げ現在56名のメンバーを牽引。
AbemaTV「愛のハイエナ - ピュアな恋しちゃダメですか? -」出演


2023年を一文字で表すと

本年は見出しにあるように、一言で表すと ”変“ という漢字がぴったりな年でした。

【1】事業の変化
【2】カルチャーの変化
【3】メンバーの変化

【1】事業の変化

1番の大きな変化は、事業の変化でした。

今年はさらに会社を大きくするためにとにかく新規事業に打ち込んだ年でした。
立案した新規事業の数は40以上、その中で事業化したのは5つ、その中でも2つは年内に撤退及び売却が決まりました。

変化を恐れずに大きく舵をきると決めた3期目、基幹事業をピポットし事業体制を大きく変えることで、売上を昨年比で3倍ほどに伸ばすことができました。

【2】カルチャーの変化

また、事業の変化により、カルチャーの変化も起こりました。

ひとつの事業に注力していた時と比べると、複数の事業を同時に伸ばしていく際には、ひとりひとりのメンバーが追うべき目標の数が増え、責任の範囲も広がることが多くみられます。
そのため、より数字へのコミットを高めるようメリハリを強めたカルチャー醸成を意識しました。若手メンバーの基礎力の強化のため、マネジメント経験のあるメンバーを増やし、ひとつひとつの商談への細かいロープレの実施、フィードバックの徹底といった教育の機会を増やしました。

【3】メンバーの変化

カルチャーの変化を受け、メンバーにも変化が見られました。
今までよりも多くのプロジェクトを追う中で、タスク管理力やひとつひとつの商談でのクロージング力などの基礎力が伸びたメンバーが多かったです。
今年も多くの変化に食らいついて、会社を伸ばすために奮闘してくれたメンバーには感謝してもし尽くせません。

2023年の学び

続いて、今年の学びを3つのカテゴリーごとにまとめてみたいと思います。

【1】事業
【2】採用
【3】社内ルール

【1】事業づくりにおけ学び

2023年は多くの新規事業を立ち上げましたが、大きな学びとなったことを以下の3つに分けてお話ししたいと思います。

・toC事業を立ち上げる際の注意点
・toB事業を立ち上げる際の注意点
・投資をする際の注意点

toC事業を立ち上げる際の注意点

元々toBの事業のみを行なっていた当社ですが、2023年はtoC向けの新規事業を2つ立ち上げました。

toC事業の特徴
①市場の変化に左右されやすい
②法改正に左右されやすい
③営業よりもマーケが要になる

当社は特にフリーランス人材向けのマッチングプラットフォーム事業を行っていたため、フリーランス市場の急速な成長や、それに伴う多くの法改正に大きな影響を受けました。

また、今まで営業力で会社を伸ばしてきた当社にとって、初めてマーケティングに力を入れた事業開発にもなりました。代理店などを介しつつ、社内でマーケ部隊を内製化するために採用活動を並行で行いました。特に新規事業はターゲットやサービスコンセプトも変化することが多いため、マーケティングを内製化することは非常に重要といえます。

toB事業を立ち上げる際の注意点

toB事業の特徴
①単価が高く初動からキャッシュが安定しやすい
②営業力が何よりも重要になる

toB事業の特徴として、単価が高くキャッシュが安定しやすいという点があります。これは新規事業を立ち上げる際には非常に大きなメリットになります。
しかし、その分営業力がなければ0になる可能性もあります。立ち上げの初動を最速にし、若手メンバーの営業力も高めるために、当社では営業のプレイヤーとしてもマネージャーとしても経験の豊富なカリスマ的メンバーを数名採用し、新卒や第二新卒のメンバーの育成も兼ねて、toBの新規事業にアサインするケースを今年は多く採用しました。

結果的に2つのtoB向けの新規事業が立ち上がり、初年度で黒字化を達成することができました。

投資をする際の注意点

スタートアップが複数事業を展開する際、重要になるのはリソースの配分です。

2023年は、開発への投資や人材への投資は全て、売上に繋がるのか?無駄な投資になっていないか?を常に考えることの重要さに気づかされました。

詳しい内容は別記事でまとめているため見ていただければ幸いです。

【2】採用における学び

また、新規事業の立ち上げにともない、採用力の強化もボトルネックになりました。

今年当社は、例年の倍以上の採用目標数を掲げていたのですが、かなりの苦戦を強いられました。

当社には専任の人事はおらず、今まではリファラル採用ですべての採用をまかなっていました。

そこからさらにリーチを広げるため、多くの新しい媒体を活用しましたが、なかなか自社のカルチャーにマッチする人材と出会えず苦戦しました。

ただ、採用活動の過程で自社のカルチャーや採用像が明確化され、相性の良い媒体も見えてきた年でもありました。
採用に苦戦した1年ではありましたが、2024年には良い人材を採用できそうだ、という採用の土台が整った年でもありました。

【3】社内のルールづくりにおける学び

今年最も苦戦したのは、社内のルール整備でした。

多くのスタートアップがぶつかる壁だと思うのですが、メンバーが増え事業も増える中で、バックオフィスの整備が間に合わず事業の拡大を思っていたスピード感でできなかったという反省がありました。

特に、今まではメンバーは業務委託メインの体制であったため、トラブルなどが発生した際に、責任の所在が曖昧になってしまうなどのアクシデントもありました。

このような環境を変えるため、2024年はバックオフィスに初めて現場経験のある正社員のメンバーを入れることにしました。
現場の業務経験を活かし、フロントメンバーが働きやすいバックオフィス体制の整備をするためにはこの方法が最も効果的なのではないかと考えています。

この施策が功と出るかは、また来年の振り返りでお話できればと思います。

2023年の良かった点

また、2023年にうまくいったこと、良かった点はビジョンミッションが改訂できたことでした。

今年は会社の方針や経営方針が大きく変わり、ビジョンミッションの改訂が必要になったのですが、そこに対しスピード感をもって動くことができ、社内のボードメンバー全員で話し合うことができました。

また、話し合いの中でよりメンバーが考えていることを深く知ることができ、今まで以上にメンバーと深くかかわることの大切さを実感できました。

ビジョンミッションが固まったことにより、今後さらに事業を伸ばしていく際に、改めて自社の強みはなんなのか、ゴールはなんなのかを再確認でき、自身の意思決定にもさらに迷いがなくなった感覚があります。

まとめ|2024年に向けて注力していきたいこと

"変"化し続けた2023年を経て、2024年は”削“を大切にする年にしたいと考えています。

多方面に伸ばした新規事業という枝葉をきちんと育てるために、さらに母体である社内体制の強化をはかり、できる限り無駄を排除するために、積極的に削る動きができればと思います。

株式会社Lisでは、今後も「猟奇的なワクワクを世界へ届ける」をミッションに、事業の拡大に取り組んでくれる仲間を募集しています。

また、2023年1月からは新規事業として、固定報酬の案件に特化した営業フリーランスのマッチングサービス”リスキャリア”を開始しました。

“リスキャリア” サービスサイト

リスキャリアは営業に携わる幅広い職種で、高収入な固定案件、継続的な案件、リモート案件を多数そろえています。

営業フリーランスとして独立してみたい、起業などを前提にさらなる活躍を目指してみたいという方は、ぜひ一度リスキャリアのサービスサイトからお気軽にご相談ください。

株式会社Lisには、他にも熱い想いを持って働いている方がたくさん在籍しています。
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