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一味違うカルピス®の果汁入り飲料が堂々誕生!カルピス®でオレンジが引き立つ黄金比率

100年以上愛され続ける乳性飲料の“国民的飲料”カルピス®から、忙しい日々の中でも充実した時間を過ごせるように、新発想の商品が誕生しました。その名も「カルピス® Upフルーツ オレンジmix」。
 
これまでのカルピス®のフルーツフレーバーとは少し異なり、カルピス® がフルーツのおいしいところを引き立てながら、不足しがちな栄養素も摂れるカルピス®の果汁入り飲料です。商品名には一人ひとりの毎日を豊かなものへUpさせたいという想いが込められています。
 
今回は、そんな新商品「カルピス® Upフルーツ オレンジmix」の開発に携わったメンバーから中心となる二人に取材を行いました。新商品が生まれたきっかけは何だったのか、そして発売に至るまでどのような苦労があったのかなど、ここでしか知ることのできない開発秘話をお届けします。


<担当者プロフィール>

左)髙橋 実佳(たかはし みか)
アサヒ飲料株式会社 マーケティング本部 マーケティング三部 乳性グループ所属。
カルピス®ブランドの商品開発担当。
趣味はドキュメンタリー鑑賞。
右)西尾 莉紗(にしお りさ)
アサヒ飲料株式会社 マーケティング本部 商品開発部 商品開発第三グループ 乳性飲料開発チーム所属。カルピス®ブランドの中味開発担当。
趣味は旅行(観光地を巡ってその土地の美味しいものを食べることが好きです!)

生みの親からの想いをカタチに。カルピス®の新しいチカラを発見

マーケティングを担当した髙橋は「実は、開発のきっかけは、カルピス®の生みの親である三島海雲のとある“想い”にあったんです」と語ります。

「そもそもカルピス®は内モンゴルを訪れた三島海雲が、現地で体調を崩した際、遊牧民の活力源といわれる酸乳に出会ったことから始まります。帰国後、その体験をもとに乳酸菌を活用した食品事業に取り組みはじめ、当時の日本では初の乳酸菌飲料カルピス®が生まれたんです。カルピス®の本質は“おいしいこと”、“滋養になること”、“安心感のあること”、“経済的であること”と定義した三島海雲は、このカルピス®で果汁入り飲料をつくれば絶対おいしい商品ができる!という強い想いを抱いていました」

「カルピス」の生みの親

ここでいう果汁入り飲料とは、清涼飲料水の果汁フレーバーのことではなく、果汁の使用割合が 10%以上 100%未満の、果汁が主原料の飲料のことです。今年カルピス®は、105年目という節目を迎える年になるので、すでにご愛顧を頂いているフルーツフレーバーは大切にしながらも、「フルーツのおいしさが引き立ったこれまでにないカルピス®の果汁入り飲料をつくろう」というところからアイデアを広げ、チームは一丸となって取り組みを開始しました。
 
「まず開発メンバーを中心にカルピス®の持つ力を改めて注目しよう!と、最適なフレーバー選びも兼ねて、実際にさまざまな果物にカルピス®をかけて食べてみたんです。そしたら、本当にすごくおいしくて!三島海雲の想いは間違っていませんでしたし、そこでカルピス®でつくる果汁入り飲料はおいしくなるなと確信したんです」と楽しそうに語ります。
 
続けて「その中で特にオレンジとの相性が抜群でした。調べてみるとカルピス®はオレンジの果汁感を向上させるだけなく、特有の強い酸味や後味に残る苦味の強さを抑える力があるということを発見しました」

出典:自社調べ 23年10月研究所官能検査 (n=17)

カルピス®にそんなチカラがあることにびっくりしますが、その後、オレンジをメインフレーバーに選定し、実感と確信をもって、髙橋さんの新しいカルピス®の果汁入り飲料の開発チャレンジは進んでいきました。
 

試行錯誤の末にたどり着いたカルピス®らしいおいしさ

 開発は順調に進んでいくと思いきや、ここから悩ましい壁にぶつかります。髙橋と開発に携わった研究所スタッフの西尾は「従来のカルピス®ではフルーツはあくまでサブ的なものでしたから、カルピス®の味に、オレンジの果汁を感じられる最適なバランスを見つけるのがとても大変でした」と振り返ります。
 
カルピス®の味が強ければ、今までと変わらない。しかし果汁感が強すぎるとカルピス®らしさが失われてしまう。そんな葛藤があったと言います。それでも妥協をせずに、髙橋と西尾は、カルピスらしさと果汁感の最適なバランスを見つけるため比率を変えながら、ひとつずつ丁寧に何度もトライしました。
 
「さまざまな試行錯誤を通して、ある時私たちはコレだ!と思えるベストなレシピに辿り着いたんです。それが10%の果汁率でした。またオレンジだけでなく、りんごの果汁を加えることでカルピス®の爽やかな味に馴染みながらも、確かな果汁感を味わえるバランスを実現しました。フルーツのおいしさが引き立ったこれまでにないカルピス®の果汁入り飲料を作ろう!と開発を進めた中で一つの答えが出せたと思っています」とうれしそうに西尾は語ります。

試作品を試飲する西尾

「今まで開発してきた商品の中で、最もおいしいと自負しています!ぜひ多くの方に飲んで頂きたいです」と話すお二人の表情は、とても誇らしげで私たち編集部もなんだかとってもうれしくなりました。
 
またおいしさだけではなく、さらにこだわった点が、『健康』というキーワードだそうです。果汁入り飲料を手に取る皆さんは、健康的な商品を求めているという調査結果と、カルピス®の本質の一つである“滋養になること”をふまえて、果汁感とカルピス®のおいしさ×健康的な設計を追求しています。
 
「本商品はフルーツで摂れるイメージのビタミンB6をはじめ、カルシウムなどの栄養成分を配合しています。実はカルピス®のカルは“カルシウム”のカルなので、この栄養成分は外せないなと。しかし風味に影響がある成分のため、カルピス®と果汁のおいしさを損なわないような、最適なバランスの味わいにはこだわりましたね。そういったことを積み重ねていった結果、習慣的に飲んで頂くのに最適な『健康的果汁飲料』に仕上がりました!」 とお二人は熱く語ります。

担当者が語る「カルピス® Upフルーツ」シリーズの未来


最後にこの「カルピス® Upフルーツ」はどんな商品になって欲しいですか?と聞くと次の回答が返ってきました。
 
「多くの方に習慣的に飲んで頂ける商品になればうれしいなと思っています。お勧めは朝!今後、他のフルーツとの組み合わせも検討したいです。そうして皆さんに健康感をお届けできたらなによりです」

3月12日に発売した「カルピス® Upフルーツ オレンジmix」。 皆様、ぜひお試しください!


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